葬儀・家族葬コラム

家族葬

2024.08.15

家族葬の費用相場はいくら?費用を抑えるコツもお伝えします。

家族葬の費用相場はいくら?費用を抑えるコツもお伝えします。

ご家族やご親族など、親しい方々のみが集まって葬儀を執り行う家族葬は、費用を抑えられるというイメージがあると思います。

「家族葬は本当に費用が安いの?」という疑問にお答えすべく、費用相場や内訳をお伝えしながら、家族葬の費用について解説していきます。またどうすればもっと費用を安く抑えられるかというポイントもお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。

家族葬の費用相場は?

家族葬は親しい方々のみが集まって行う身内中心の葬儀で、人数としては10名〜30名程度となるのが一般的です。家族葬の平均費用は105.7万円一般葬の平均費用が161.3万円というデータがあります(※)。このデータから、家族葬は一般葬に比べて数十万円単位で費用が抑えられるということがわかります

※鎌倉新書/2024年「第6回お葬式に関する全国調査」

さがみ典礼の家族葬は、最低限必要な物品やサービスがセットになって24万円〜

なぜ家族葬は費用が抑えられるのか

家族葬が一般葬に比べて費用を抑えられる理由として、規模の小ささがあげられます。少人数であればコンパクトな式場でよくなるため会場費が抑えられますし、葬儀社のスタッフも少なくて済むため人件費も抑えることができます。さらに返礼品や会食費といった人数に応じて変動する費用も抑えられるため、家族葬は一般葬に比べて費用相場が低くなるというわけです。

しかし人数が少ないということは、葬儀における唯一の収入源である香典収入も少なくなるということは、念頭においておく必要があります。

葬儀費用の内訳を把握しておこう

ひとことで葬儀費用といっても、すべてを葬儀社に支払うわけではありません。火葬料金やお布施、返礼品や会食の費用など、支払い先が葬儀社以外になる費用もありますので、まずは葬儀費用の内訳を知るところから始めていきましょう。

葬儀費用の内訳

葬儀費用は、葬儀社に支払う費用・会食代や返礼品にかかる変動費・宗教者に支払う費用・火葬場に支払う費用の4つに分けることができます。さっそくそれぞれの費用について詳しく説明していきます。

【葬儀社に支払う費用】

葬儀に必要な物品やサービスの提供に対する対価として支払う費用で、具体的には以下の通りです。多くの葬儀社はセット料金を設定していますが、セットに含まれる内容は葬儀社によっても異なるためよく確認する必要があります。


●ご遺体の安置に必要な費用

搬送費・・病院等から安置場所へご遺体をお運びする費用
寝台車・・病院等から安置場所へご遺体をお運びする際に使用
ドライアイス・・安置場所でのご遺体の保存のために使用
故人様用布団・・ご遺体を安置するために使用
納棺一式・・ご遺体の処理、末期の水、死化粧、死装束など納棺に必要なもの一式
棺・・ご遺体を納めるための棺
枕飾り一式・・お通夜を開始するまでの間、棺周辺の枕元に設置される祭壇一式

●お通夜〜告別式で必要な費用

搬送費・・安置場所から式場へご遺体をお運びする費用
霊柩車・・お通夜の会場まで棺をお運びする際に使用
式場使用料・・お通夜や告別式の会場使用料
式場音響設備・・お通夜や告別式の会場の音響設備使用料
司会進行・・お通夜や告別式の進行係の人件費
セレモニースタッフ・・式の運営に必要なスタッフの人件費
祭壇一式・・会場に飾られる祭壇に必要なもの一式
遺影写真・・祭壇に飾られる故人様の写真
会葬礼状・・会葬御礼と一緒にお渡しする会葬礼状
故人名看板・・葬儀の案内看板
生花装飾・・祭壇を飾る花

●出棺〜火葬で必要な費用

搬送費・・式場から火葬場へご遺体をお運びする費用
マイクロバス・・式場から火葬場へ参列者の移動がある場合に使用
骨壷・・ご遺骨を収めるための骨壷
自宅飾り祭壇・・ご自宅に戻られてから四十九日までの間に飾る祭壇の費用

上記はあくまで一例です。

前述したとおり葬儀社によってセットに含まれる内容は異なります。またセット料金に含まれていないものをオプションとして追加したり、棺や祭壇のグレードをあげたりすると別途追加費用がかかるイメージです。

【変動費】

返礼品費や会葬御礼、会食の費用など、当日ご参列される方の人数によって変動する費用をまとめて変動費といいます。

返礼品とは香典返しのことで、いただいた香典額の半額〜1/3程度が相場となります。事前に3,000円〜5,000円程度の品物を用意しておいて、多くいただいた方には後日追加でお品物をお送りする即日返しという方法か、四十九日の忌明け後などに郵送でお送りする方法があります。会葬御礼は、参列のお礼として参列者全員に1,000円程度の品物を用意してお渡しします。また会食は、お通夜後の通夜振る舞いと告別式後の精進落としの2回分が必要になります。

返礼品や会食費は香典を辞退される場合や、会食を伴わない場合は不要となります。家族葬の場合は会食を行わないことも多く、その分費用も抑えることができます

【宗教者への謝礼(お布施)】

読経などのお礼に宗教者へお渡しする費用で、基本的にはお気持ちなので金額が決められているわけではありません。しかしある程度の相場はあり、地域やお寺によっても異なりますので、親族の年長者や直接お寺に尋ねるなどして確認をしましょう。

またお布施のほかに交通費の代わりとなる「お車代」や、宗教者が会食に参加されない場合は食事代の代わりとして「御膳料」を別途お渡しします。いずれも相場は5,000〜10,000円程度となっています。

なお、お布施など宗教者にお渡しする費用は、葬儀当日に直接宗教者へお渡しします。包み方などのマナーを守ってお渡ししましょう。要となります。家族葬の場合は会食を行わないことも多く、その分費用も抑えることができます

【火葬料】

ご遺体の火葬にかかる費用で、自治体によって費用が異なります。無料の場合もあれば、数千円〜数万円かかる自治体もあります。詳しくは各自治体のホームページで確認しましょう。またこちらの費用は、葬儀社が窓口となって取りまとめて火葬場に支払ってくれることが多いです。

家族葬の費用を抑えるためのポイント

家族葬の費用を賢く抑えるためには、いくつか知っておくべきポイントがあります。

葬儀専門業者を選ぶ

葬儀会社には葬儀専門業者と葬儀紹介業者の2種類があり、仲介料がかからない専門業者を選ぶことで、費用を抑えられる傾向にあります。

ちなみに葬儀専門業者とは、葬儀サービスの提供を専門に行なっている会社で、いわゆる「葬儀社」のことです。一方葬儀紹介業者は自社での葬儀は行わず、葬儀社と提携して紹介(仲介)サービスを行なっている業者のことをいいます。

プラン内容をよく確認する

同じ家族葬でも葬儀社によって、セットに何が含まれているかは異なります。そのため、まずはプラン内容を提示している葬儀社を選び、各葬儀社のプランをよく確認して何が含まれて何が含まれていないかを比較検討しましょう。

いざ蓋を開けてみたら、追加費用がかさんでしまって、思っていたより高くついてしまったということがないように、必要な物品やサービスが含まれていて、妥当な金額であるかを事前に確認しておくことが大切です。

相見積もりをとって検討する

ネット上の情報では、大まかな金額はわかっても詳細まではわかりません。そのため、より正確な金額を把握するためにも、何社かに相談し見積もりをとってみましょう。

見積もりをもらったら、金額だけでなく内訳を確認しましょう。もし不要なサービスが含まれていればその分費用が安くなるかもしれません。このように見積もりを比較検討することで、必要なサービスが含まれているかを確認でき、事前にある程度費用の目安を把握することができます。また複数の葬儀社とやり取りをすることで、スタッフの対応などから相性のよい葬儀社を選ぶための判断材料にもすることができます。

より金額を下げたい時には何をすれば良い?

ここからは家族葬の費用をより安くするためにするべきことをお伝えします。

オプションは本当に必要なものだけにする

葬儀費用が高くなる理由の一つにオプションの追加があります。一般的に葬儀社の最も安い料金のセットプランは、必要最低限の物品とサービスしかないため、故人様を想って色々と追加したくなってしまう気持ちもわかりますが、「本当にこのオプションは必要か」と少し冷静になって考えてみることも大切です。

生前契約をしておく

終活が定着する中、ご自身の葬儀を生前に契約しておく人は増加傾向にあります。ご自身が本当に必要なものだけを相談しながら決められる生前契約なら、後からご家族が不要なオプションを勧められることもないため安心です。

葬儀社の会員制度に登録しておく

少しでも費用を抑えたいという場合は、事前に葬儀社の会員登録をしておくこともおすすめです。各葬儀社によって内容はさまざまですが、何らかの割引制度が利用できます。

さがみ典礼では、事前相談で5,000円のお値引きが受けられます。

宗旨宗派にこだわらない

故人様の信仰している宗教があれば、その宗旨宗派に則ってお葬式が行われますが、最近は無宗教の葬儀も増えてきています。特定の宗教にこだわらないのであれば、宗教者に支払うお布施は不要となり、費用を抑えることができます。

ただし菩提寺がある場合、菩提寺の許可なしに無宗教葬を行なってしまうと、先祖代々の墓に入れないなどのトラブルに発展してしまうため注意が必要です。

目先の金額の安さだけでなく、納骨のことやお寺との今後の関係性なども考慮し、よく検討した上で判断しましょう

参列者の人数を正確に把握する

葬儀の費用で変動費と言われる費用は、参列者の人数によって変わります。少し多めに頼んでおくことで安心感にはつながりますが、一方で無駄が出てしまうことにもなります。そのため、できるだけ正確に人数を把握しておくことで、そのような無駄をなくし、費用を抑えることができます。

ポイントを押さえて満足のいく家族葬を!

ここまで、家族葬の費用相場や、費用を抑えるポイントをお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。

家族葬は人数が少ない分、一般葬に比べて費用を抑えられる傾向にありますが、どの程度抑えられるかは、ケースバイケースです。まずは、見積もりをとって費用感を確認してみることが大切です。

また安さだけにこだわって希望通りの式にできなければ本末転倒です。費用を抑えつつ、満足のいく葬儀を実現するためにも、ぜひ今回お伝えしたポイントを押さえておきましょう。

大和田 渡

1級葬祭ディレクター

大和田 渡 (オオワダ ワタル)

葬儀の専門家として、お客様のニーズに応える葬儀を実現します。

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