葬儀・家族葬コラム
更新日:2026.09.10
体調不良で参列できないとき|失礼にならない断り方と、後日の弔問・香典の届け方
体調不良で葬儀に参列できないときは、無理に参列する必要はありません。特に発熱や咳など、周囲への感染の心配がある症状の場合は、参列を控えることがご遺族への配慮にもつながります。
一方で、葬儀を欠席する時の連絡方法や、参列する代わりの弔意の伝え方などについて、疑問に思う方も多いでしょう。
そこで今回は、体調不良で葬儀に参列できないときの「失礼にならない断り方」と、後日弔問や香典、供花・供物、弔電といった「参列以外に弔意を伝える方法」をご紹介します。

体調不良で参列できないときの基本的な対応
体調不良で葬儀に参列できないときは、無理に参列せず、欠席せざるを得ないことがわかった時点で、できるだけ早くご遺族へ連絡することが大切です。
連絡する際は、詳しい病名や症状まで伝える必要はありません。「体調を崩してしまい」「体調が回復せず」など、シンプルに理由を伝えましょう。
欠席連絡は電話?メールやLINEも使える?
連絡方法は、直接伝えられる電話が一般的です。
ただし、ご遺族との関係性や状況によっては、メールやLINEで連絡してもよいでしょう。メールやLINEで連絡する場合は、相手に返信の手間をとらせないためにも、「返信はお気遣いなく」のような一言を添えると丁寧です。
また、葬儀当日や直前に急な体調不良で欠席することになった場合は、ご遺族が葬儀の準備や対応で忙しく電話に出られないことも考えられます。その際は、葬儀を行う式場へ連絡し、欠席する旨をご遺族に伝えてもらう方法もあります。
大切なのは、参列できないことをできるだけ早く伝え、ご遺族に心配や負担をかけないよう配慮することです。
体調不良で葬儀を欠席するときの伝え方・例文
ここでは、欠席連絡を電話で行う場合、メールやLINEで行う場合など、ケースごとの例文をご紹介します。
【欠席連絡を電話で行う場合】
○○(遺族の名前)様、このたびは心よりお悔やみ申し上げます。
〇日に予定されているご葬儀ですが、体調を崩してしまい、参列することが難しい状況です。大変申し訳ありませんが、今回は欠席させていただきたくご連絡しました。
○○様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
【欠席連絡をメールやLINEで行う場合】
件名:葬儀参列辞退のご連絡
○○(遺族の名前)様
このたびは○○(故人の名前)様のご逝去を知り 心よりお悔やみ申し上げます
〇日のご葬儀には参列する予定でしたが 体調を崩してしまい 参列することが難しくなってしまいました
大変申し訳ありませんが 今回は参列を辞退させていただきます
○○様のご冥福を心よりお祈り申し上げます
みなさまもどうか ご自愛ください
ご葬儀の準備などでお忙しいと思いますので ご返信はお気遣いなくお願いいたします
○○○○(自分の名前)
【欠席連絡を式場に連絡し伝言をお願いする場合】
本日、○○様のご葬儀に参列する予定でした○○と申します。
急に体調を崩してしまい、参列することが難しくなってしまいました。ご遺族の方に、私が体調不良のため欠席する旨をお伝えいただけますでしょうか。
突然のご連絡となり、申し訳ございませんが、よろしくお願いいたします。
葬儀に参列できないとき、香典はどうする?
体調不良で葬儀に参列できないとき、香典は「代理人に託す」「現金書留で郵送する」「後日自宅弔問の際に持参する」といった3つの方法があります。
ただし、ご遺族が香典を辞退している場合は意向に従い、香典を渡さないのがマナーです。訃報や葬儀の案内などに香典辞退の意向が記載されていないか、事前に確認しておきましょう。
代理人に託す
親族やご友人などが葬儀に参列する場合は、その方に香典を託すという方法があります。用意した香典袋を参列する方に託して、代わりに受付で渡してもらいましょう。
代理人に香典を託す場合は、香典袋の表書きにご自身の氏名を書いたあと、代理人による提出であることがわかるよう、氏名の下に小さく(代)と書く方法が一般的です。配偶者が代理人となる場合は、(内)と書きます。
現金書留で郵送する
代理人がいない場合は、郵送する方法もあります。香典を送る際は必ず現金書留を利用しましょう。お詫びとお悔やみの気持ちを記した手紙を添えて送ると丁寧です。
後日、自宅弔問の際に持参する
葬儀後に、ご自宅への弔問を予定している場合は、その際に持参する方法もあります。
ただし、葬儀後もご遺族は慌ただしい時期を過ごしているため、事前に連絡をし、「訪問してもよいか」「いつなら都合がよいか」を確認し、承諾を得た上で弔問に伺うことがマナーです。
後日弔問の際の服装や香典の渡し方については、後述の「後日弔問する際のマナー」で詳しくご紹介します。
参列できないときに弔意を伝える方法(供花・供物・弔電)
体調不良で葬儀に参列できない場合、香典や供花・供物、弔電、後日弔問など、参列以外の方法で弔意を伝えることができます。ここでは、供花・供物・弔電を送るタイミングや方法についてお伝えします。
供花・供物の送り方
現金を贈ると遺族に気を遣わせてしまうといった場合などには、香典の代わりに供花や供物を贈る方法もあります。ただし、ご遺族が供花・供物を辞退している場合や、葬儀式場で受け付けていない場合もあるため、事前に確認しましょう。
葬儀式場へ供花・供物を送る場合は、葬儀を担当している葬儀社に依頼するのがスムーズです。葬儀案内に記載されている葬儀社に連絡し、「○月○日 〇〇家の葬儀に供花(供物)を送りたい」旨をお伝えしましょう。
また、故人が好きだった花や好物などを贈りたい場合も、葬儀社やご遺族に確認してから手配すると安心です。
式場へ送る場合は、葬儀社に到着期限を確認し、指定された日時までに届くよう手配しましょう。通夜の2〜3時間前までに届くよう送ることが一般的ですが、葬儀社によっても締め切り時間が異なるため、事前に確認することが大切です。
弔電の送り方
弔電は、葬儀に参列できない場合に、お悔やみの気持ちを伝える方法の一つです。葬儀式場へ送る場合は、葬儀の日程や式場の住所、喪主の氏名などを確認したうえで、遅くともお通夜が始まる2〜3時間前までには届くように手配しましょう。
電話の「115」で午前8時〜午後7時(年中無休)まで受け付けています。また、NTTのインターネット電報申込サイトなら、24時間いつでも申し込むことができます。
後日弔問する際のマナー
葬儀に参列できなかった場合、葬儀後、ご自宅に弔問に伺うことも、弔意を表す方法の一つです。ここでは、自宅弔問時のマナーをご紹介します。
弔問の時期は、ご遺族の都合を優先する
弔問する時期に明確な決まりはありません。葬儀直後はご遺族もさまざまな対応に追われていることがあるため、まずは、弔問が可能かどうかも含めて、ご遺族の都合を確認することが大切です。
「体調が回復しましたので、もしご都合がよければお線香をあげさせていただきたいのですが」といったように、相手の都合を伺ってから訪問するようにしましょう。
後日弔問するときの服装
後日弔問では、必ずしも喪服を着る必要はありません。ご遺族が普段の生活をしているご自宅を訪問するため、喪服で伺うとかえってご遺族に気を遣わせてしまうこともあります。
黒や紺、グレーなどのダークカラーを中心とした、派手さのない落ち着いた服装で伺いましょう。
弔問時に持参するもの
仏式の場合は、数珠を持参しましょう。また、香典や供花・供物を持参することもできます。
ただし、ご遺族が香典や供花・供物を辞退している場合は、持参する必要はありません。事前にご遺族の意向を確認しておきましょう。
長居はしない
弔問したら、まずご遺族にお悔やみの言葉を伝えます。その後、案内があれば仏壇などに手を合わせ、故人を偲びましょう。
弔問は、ご遺族に負担をかけないよう、長居を避けることも大切です。故人との思い出などを話したい場合も、遺族の様子を見ながら、短時間で切り上げるようにしましょう。
体調不良で葬儀に参列できない場合のよくある質問
最後に、体調不良で葬儀に参列できない時に、よくある質問とその答えをご紹介します。
Q:体調不良で葬儀を欠席するのは失礼ですか?
A:体調不良の場合、無理をして葬儀に参列する必要はありません。特に、発熱や咳など周囲への感染が心配な場合などには、欠席することがご遺族や他の参列者への配慮にもつながります。
参列以外にも、香典や供花・供物・弔電などで弔意を示す方法はあるため、無理をせず、ご自身の体調を第一に考えましょう。
Q:葬儀に参列できない場合、香典だけ渡してもいい?
A:葬儀に参列できない場合、香典を代理の方に託すことができます。親族や友人・知人などでお願いできる方がいれば、香典を預けて受付で渡してもらいましょう。
その際は、代理人による提出だということがわかるよう、香典の表書きの自分の氏名の下に、(代)と書くことが一般的です。配偶者が代理する場合は(内)と記すことがあります。
Q:香典はいつまでに渡せばいい?
A:葬儀後に香典をお渡しする場合、明確な期限はありません。ただし、できるだけ早めにお渡しできるとよいでしょう。一般的には、四十九日までを一つの目安にするという考え方もあります。
また、葬儀後にご自宅弔問を希望する場合は、その際に香典を持参するという方も多いと思います。その場合は、突然の弔問は避け、事前にご遺族の都合を確認したうえで、香典を持参するとよいでしょう。
Q:後日弔問するときは何を持っていけばいい?
A:葬儀後にご自宅へ弔問する場合、仏式であれば数珠を持参します。また、香典や供花・供物などを持参することもできます。
ただし、ご遺族が香典や供花・供物を辞退している場合は、無理に持参する必要はありません。弔問前に、ご遺族の意向を確認しておきましょう。
体調不良のときは無理に参列せず、別の形で弔意を伝えましょう
体調不良のときは、無理に葬儀に参列する必要はありません。
香典や供花・供物、弔電などで弔意を伝える方法もあります。また、体調が回復し、ご遺族の承諾が得られれば、ご自宅に弔問に伺うこともできるでしょう。
まずは、ご自身の体調を第一に考え、その上でできる方法で弔意を伝えましょう。大切なことは、無理をして参列することではなく、故人やご遺族への気持ちを配慮ある形で伝えることです。
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