葬儀・家族葬コラム

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更新日:2026.07.15

夏(猛暑日)の葬儀で気をつけたい服装・暑さ対策|熱中症を防ぐポイント

夏の葬儀では、服装のマナーだけでなく、暑さとどう向き合うかも重要なポイントになります。特に喪服はフォーマルな場での着用を前提としているため、熱がこもりやすく、長時間の着用や屋外での移動によって体温が上がりやすくなります。

近年の夏は猛暑日が増えており、特に栃木県や茨城県の内陸部では35℃を超える日も珍しくありません。そのため、熱中症対策や暑さ対策を心がけることは、夏の葬儀に安心して参列するために欠かせない配慮といえるでしょう。

そこで今回は、夏の葬儀にふさわしい服装のマナーをはじめ、暑さ対策のポイントや持ち物斎場や火葬場で気をつけたい注意点についてわかりやすく解説します。

夏(猛暑日)の葬儀で気をつけたい服装・暑さ対策|熱中症を防ぐポイント

夏の葬儀は暑さ対策・熱中症対策も大切

厳粛な葬儀の場では、服装や立ち居振る舞いなどのマナーが重んじられますが、夏場の葬儀では、それと同じくらい暑さや熱中症への対策も重要です。

近年は記録的な猛暑となる日が増えており、気象庁と環境省が共同で発表している「熱中症警戒アラート」が、関東地方でも夏の間にたびたび発表されています。

こうした暑さの影響を受けやすいのが高齢者です。ご高齢の方々は暑さを感じにくく、のどの渇きを自覚しにくいことから、熱中症のリスクが高いとされています。

そのため、夏場の葬儀では、ご自身で暑さや熱中症への対策を行うことはもちろん、ご遺族もご高齢の参列者の体調に配慮しながら進行することが大切です。

夏の葬儀の服装マナー

葬儀では、季節を問わず喪服を着用するのが基本です。

一般的には、ご遺族は正喪服または準喪服、参列者は準喪服を着用します。家族葬などで「平服でお越しください」と案内があった場合は、略喪服で参列しても問題ありません

ここでは、男性・女性・お子さんの夏場の葬儀の服装マナーをそれぞれ解説します。

男性の服装マナー

男性は、夏でも白いシャツに光沢のない黒の喪服(ブラックスーツ)が基本です。ネクタイや靴下も黒で統一し、靴は装飾の少ない黒の革靴を着用します。ベルトも黒で、光沢の少ないシンプルなものを選びましょう。

夏場は、通気性や吸水性に優れた夏用の喪服を着用すると、暑さを和らげやすくなります。ジャケットは式中は着用するのが基本ですが、会場までの移動や屋外での待機中などは、体調管理のために脱いでも問題ありません。式場に入る前には着用するようにしましょう。

また、少しでも暑さを軽減するために半袖シャツを着用する方もいます。一般的に、ジャケットを着用している間は半袖シャツでも問題ありませんが、会食などでジャケットを脱ぐ可能性がある場合は、長袖シャツを選ぶとより安心です。さらに汗をかきやすい夏場は、替えのシャツやハンカチを用意しておくと安心です。

女性の服装マナー

女性の夏の服装も、光沢のない黒のワンピースやアンサンブルなどのブラックフォーマルに、黒の薄手のストッキングを合わせるのが基本です。靴は、光沢や装飾の少ない黒無地のプレーンパンプスを選びましょう。喪服は、通気性や吸水性に優れた夏用のものを選ぶと暑さを和らげやすくなります。

ちなみに、夏用のブラックフォーマルには、五分袖や七分袖のワンピースタイプも多く販売されています。ワンピースのみでもマナー違反にはあたりませんが、格式を重んじる場合や不安な場合は、ジャケットを着用するとより安心です。ただし、露出を控えたデザインを選ぶのが基本となるため、半袖のワンピースを着用する場合は、ジャケットやボレロなどを羽織れるものを選ぶと、よりフォーマルな印象になります。

また、アクセサリーを身に着ける場合は、一連のパールネックレスや結婚指輪程度にとどめ、華美な装飾品は避けましょう。夏場は汗をかきやすいため、替えのストッキングやハンカチを用意しておくと安心です。

子どもの服装マナー

制服があるお子さんは、制服で参列するのがマナーです。靴や靴下も学校指定のものを着用すれば問題ありません。未就学児や制服のない小学生は、男の子であれば白いシャツに黒・紺・濃いグレーなど落ち着いた色の無地のパンツやベスト、女の子であれば落ち着いた色合いのワンピースや、白いブラウスに黒や紺のスカートなどを選ぶとよいでしょう。

靴や靴下も、黒・紺・グレーなど落ち着いた色の無地のものが基本です。靴はフォーマルなものが望ましいですが、用意が難しい場合は、無地で装飾の少ないシンプルなスニーカーでも問題はありません。

また、子どもは体温調節が未熟で熱中症になりやすいため、夏場は体調を最優先に考えましょう。屋外での移動中は適宜水分補給を行い、汗をかいた場合に備えて着替えを用意しておくと安心です。

暑くても避けたい服装

いくら暑いからといっても、Tシャツやサンダルなどのカジュアルな服装はマナー違反となります。また、ノースリーブなど肌の露出が多い服装も避けるようにしましょう。

移動中の紫外線対策として日傘や帽子を使用すること自体は問題ありません。ただし、他の参列者やご遺族の目に触れることもあるため、派手な色柄は避け、黒・紺・濃いグレーなど落ち着いた色合いのものを選ぶと安心です。

帽子を着用する場合は、キャップやストローハット(麦わら帽子)などのカジュアルなものや、ビーズやレースなどが付いた華美なデザインは避けましょう。屋外での日よけとして使用し、式場や斎場内では脱ぐのがマナーです。

夏の葬儀に役立つ暑さ対策

夏の葬儀では、服装の工夫だけでなく、持ち物や体調管理も大切です。無理に暑さを我慢せず、熱中症を防ぐための対策を心がけましょう。

水分補給をこまめに行う

熱中症を予防するため、水やお茶、スポーツドリンクなどを持参し、こまめに水分を補給しましょう。大量に汗をかいた場合は、塩飴や塩タブレットなどを持参し、塩分も適度に補給することが大切です。

特に高齢者や小さなお子さんは熱中症のリスクが高いため、周囲から声をかけながら水分・塩分補給を促しましょう。

冷却グッズを活用する

出発前に冷却スプレーを使用したり、移動中や休憩時に汗拭きシートや冷却シートで首や脇など太い血管が通る部分を冷やしたりすると、一時的に体感温度を下げることができます。

また、衣類用冷却ミストなどを喪服に吹きかけておくと、清涼感が持続しやすくなります。

インナーを工夫する

夏場は汗をかきやすい一方で、斎場や火葬場の待合室では冷房が効いていることも多く、屋外との寒暖差を感じる場合があります。

夏用の冷感タイプや吸汗速乾タイプのインナーを着用すると、汗によるベタつきや蒸れを軽減できるほか、冷房対策にも役立ちます。

着替えを用意しておく

夏場は、会場までの移動だけでも汗をかいてしまうことがあります。男性は替えのシャツや靴下、女性はインナーやストッキングなどを用意しておくと、会場に入る前に身だしなみを整えることができます。

ハンディファンは屋外で使用する

携帯扇風機(ハンディファン)は、屋外での移動中や待機中の暑さ対策に役立ちます。ただし、式場内や読経中など静かな場面では使用を控え、周囲への配慮を心がけましょう。

遺族として準備しておくと安心なもの

夏の葬儀では、ご自身の暑さ対策だけでなく、ご高齢の親族や小さなお子さんなど体調を崩しやすい方への気配りも大切です。無理をせず、必要に応じて休憩や水分補給を促しながら、安心して故人をお見送りできる環境を整えましょう。

飲み物を多めに用意しておく

夏場は、想像以上に汗をかきます。特に高齢者や小さなお子さんが参列する場合は、斎場や火葬場の待合室に用意するドリンク類を多めに用意しておくと安心です。

高齢者にはこまめに声を掛ける

高齢者は暑さや喉の渇きを感じにくい傾向があります。「大丈夫ですか」「少し休みませんか」「お飲み物はいかがですか」など、周囲から声を掛けるだけでも熱中症予防につながります。

子ども連れへの配慮

子どもは大人より体温調節機能が未熟です。暑そうにしていたら、水分補給や着替え、涼しい場所での休憩を優先できるよう配慮しましょう。

参列者への暑さ対策をアナウンスで伝える

開式前や火葬場への移動前などに、

「暑くなっていますので、こまめに水分補給をお願いします。」

「体調が優れない場合は、無理をせずスタッフへお声がけください。」

「待合室もご利用いただけます。」

などとひとこと案内するだけでも、安心して参列しやすい雰囲気づくりにつながります。開式前などに暑さへの注意や水分補給について案内してもらうよう、葬儀社のスタッフと相談しておくと安心です。

さがみ典礼では、経験豊富なスタッフが、季節や参列者の状況に応じて会場運営やご案内をサポートさせていただきます。気になることがあれば、事前にご相談ください。

猛暑日の葬儀は、事前の心がけが安心につながります

夏の葬儀では、服装のマナーを守ることはもちろん、熱中症対策や暑さ対策も大切です。夏用の喪服や冷却グッズ、水分補給などを上手に取り入れて体調管理にも気をつけながら故人とのお別れの時間を過ごせるとよいでしょう。

また、ご遺族はご高齢の方や小さなお子さんをはじめ、参列者全体が安心して参列できるよう、暑さへの配慮を心がけることも大切です。葬儀での暑さ対策に不安がある場合は、事前に葬儀社に相談しておくことも一つの方法です。

さがみ典礼では、葬儀に関するご相談はもちろん、季節に応じた服装や会場での過ごし方についての疑問・質問も承っています。ご不安なことがあれば、なんでもお気軽にご相談ください。

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さがみ典礼は、グループ全体で年間52,000件以上、栃木県と茨城県で5,000件以上の葬儀実績を持つ葬儀社です。栃木県・茨城県西エリア内で式場数No.1。50箇所以上の自社ホールや家族葬ホールをはじめ、寺院、公営斎場など、ご希望に合わせてお近くの施設をお選びいただけます。家族葬から一般葬まで、規模や形式に応じた柔軟なご提案が可能です。

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薄井 充枝

1級葬祭ディレクター

薄井 充枝 (ウスイ ミツエ)

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さがみ典礼イメージキャラクター 加藤茶さん

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