葬儀・家族葬コラム

法事・法要

2023.07.18

新盆(初盆)とは?時期や必要な準備、当日の流れなど基本を解説

新盆(初盆)とは?時期や必要な準備、当日の流れなど基本を解説

毎年夏になると、ご先祖様の霊を供養するお盆が訪れます。

お盆には故人の霊が帰ってくるといわれているため、夏の時期にはご先祖様を自宅にお迎えする準備をおこなう人も多いと思います。

故人様がお亡くなりになられて初めて迎えるお盆のことを「新盆」「初盆」といい、お盆の中でも特別な意味を持っています。今回は新盆に必要な準備や流れ、お盆の正しい時期などについて詳しく解説いたします。

新盆(初盆)とは

新盆(にいぼん)とは、初盆(はつぼん)ともいい、故人様がお亡くなりになってから四十九日の忌明けを過ぎて初めて迎えるお盆のことをいいます。そのため、もし四十九日よりも前にお盆がきた場合は、次の年のお盆が新盆となります。

新盆は、お盆の中でも特別な意味を持っています。そのため、通常のお盆におこなうお墓参りやお飾りなどのほかに、親族や親しい方々をお招きして大々的に法要を執り行うのが一般的です。

お盆の時期と期間

1年に1度、夏の時期に訪れる「お盆」ですが、地域によってお盆の時期は異なります。東京の都市部や神奈川などの一部地域では7月中旬、一部例外(沖縄・東京多摩地域)を除いてそれ以外のほとんどの地域は8月中旬をお盆としています。

一般的にお盆はご先祖様の霊をお迎えしお見送りするまでの3〜4日間のことをいいます。地域ごとのお盆の期間は以下の通りです。

7月13日〜16日がお盆の地域東京都、神奈川県、石川県、静岡県の各一部地域
7月31日〜8月2日東京都多摩地区
8月中旬〜9月上旬(その都市によって異なる)沖縄県
8月13日〜16日がお盆の地域上記以外の地域

通常のお盆で行うこと

では、お盆の時期には何を行えばよいのでしょうか。地域によって多少の違いもありますが、お盆に行うことをいくつかお伝えしたいと思います。

迎え火・送り火

お盆の最初の日に、ご先祖様の霊をあの世からお迎えするために焚く火と、最後の日にあの世へとお見送りするために焚く火のことを迎え火・送り火といいます。家の玄関先や場合によってはお墓で行われることもあります。

仏壇の飾り付け

お盆の時期には仏壇の前または横に盆棚(精霊棚)をつくり、位牌や提灯、盆花などを飾るのが一般的です。ほかにも、なすときゅうりに割り箸や楊枝で足をつけ、牛や馬に見立てたものを用意する風習あります。これは、精霊馬・精霊牛といわれ、ご先祖様の乗り物になり、この世へくる時は早い馬(きゅうり)に乗って、あの世へ帰る時はゆっくりと牛(なす)に乗って帰ってもらうという意味が込められています。飾り付けの準備については、「新盆の準備」の章に詳しく記載します。

家族みんなでお墓参り

お盆時期は夏休みと重なることもあり、遠方から親戚が集まってみんなでお墓を掃除したりお参りをしたりします。お盆はご先祖様の霊が家に帰ってきているはずなのに、なぜお墓参りをするのかと思われるかもしれませんが、一説には、家に帰ってきているのは霊だけで、魄(肉体)は変わらずお墓にあるため、魄(肉体)にも手を合わせる必要があるからだといわれています。

新盆に行うこと

通常お盆に行うことに加え、新盆では法要を執り行うのが一般的です。故人様があの世へ旅立たれてから初めてのお盆ですので、ご自宅に僧侶をお招きしたり、あるいはお寺へ出向いて法要を行い手厚く供養してもらいます法要には親族を招いて、終了後に会食の席を設けることも多いです。

新盆の準備

新盆には通常のお盆の準備に加え、お寺への手配会食の手配引き出物の準備などが必要になります。

新盆の1ヶ月前

お寺(僧侶)へ連絡する

お盆の時期はお寺も繁忙期に当たります。早めに僧侶のスケジュールを確保しておく必要があるため、大体1ヶ月前までにはお寺へ連絡しておくとよいでしょう。もし菩提寺がない場合は、仲介業者などを通じて紹介してもらうこともできます。

参列してもらう親族へ連絡する

僧侶のスケジュールが分かり日程が確定したら、参列していただく親族へもご連絡をします。遠方の親族の場合、宿泊先の手配なども必要になるため、こちらも早めに進めておいた方がよいでしょう。

会食会場の予約をとる

法要後に会食を行う場合は、大体の人数と新盆の会食であることを伝え、予約をとっておきましょう。会場はお寺の近くのお店を利用したり、法要を執り行う会場のスペースを借りることもあります。特に参列者が多く人数が確定するまでに日程を要する場合は、いつまでに確定した人数を伝えればよいかも確認しておきましょう。

ちなみに会食は、僧侶が参加するかどうかも事前に確認しておきます。後述しますが、もし参加されない場合は、お布施に御膳料を上乗せしてお渡しするのが一般的です。

2週間前〜

引き出物を用意する

参列していただいた方にお礼としてお渡しするお品を人数分用意します。金額は2,000円〜5,000円が相場といわれています。基本的には香典返しと同じで、肉や魚などのなまものや、鶴や亀など縁起物がモチーフの品、派手なパッケージのものなどは避けて、焼き菓子や日用品といった消え物を選びましょう。また持ち帰ることを考え、軽くて嵩張らないものを選ぶことも大切です。

引き出物のかけ紙には「志」と記載し、水引は黒と白の結び切りを用いるのが一般的です。お名前は施主様のフルネームか「〇〇家」などとしましょう。

1週間前〜お盆初日の午前中まで

飾り付けの準備をする

お盆の仏壇の飾り付けは地域差や宗派による違いなどもあるため一概にはいえませんが、ここでは一例として、一般的に準備すべきものをご紹介します。盆棚はお盆初日の午前中までに設置すればよいですが、足りないものを買い揃えなくてはいけないことも考えて早めに準備しておくと安心です。

位牌・・仏壇から移動して、盆棚の中央に配置します。

浄水・・お水のこと。お盆中は毎日入れ替えてお供えします。

盆花(仏花)

線香

五如来幡(ごにょらいばた)・・五如来の宝号を記した幡で、布または木製のものがあります。

盆提灯・・家紋などがついた提灯で、盆棚の左右に飾ります。

真菰(まこも)・・ゴザのようなもので、盆棚の下に敷きます。

笹竹・・結界を張るために用います。

ほおずき・・ご先祖様が迷わないようにたく灯明の代わりといわれています。

ミソハギの花と閼伽水(あかみず)・・閼伽水は仏に手向ける水のこと。その水にミソハギの花を5〜6本浸したものです。

野菜や果物

そうめん・・・ご先祖様が乗る馬の手綱を表しています。

精霊馬・牛・・きゅうりとなすに足をつけたものです。ご先祖様の乗り物になります。

お膳・・精進料理で用意します。

水の子・・お皿に乗せた蓮の葉の上に洗った米と賽の目に切ったきゅうりと茄子を盛り付けたものです。

団子・・米粉と湯、砂糖で作った蒸し団子のこと。初日はお迎え団子、期間中はお供え団子、最終日は送り団子と呼び名が変わります。

苧殻(おがら)で作ったハシゴ・・ご先祖様が登ってこられるように盆棚に立てかけておきます。

お布施を用意する

日程が近づいてきたらお寺へお渡しするお布施を用意します。新盆のお布施の相場は30,000円〜50,000円といわれています。それ以外に交通費としてのお車代5,000円〜10,000円程度、また僧侶が会食に参加されない場合は御膳料として2,000円〜5,000円程度を上乗せしてお渡しします。

お布施は外袋に黒墨で「お布施」と記入し、中袋の表の中央に金額(例:金伍萬圓 )、裏に住所・氏名を記入します。お渡しするタイミングは、法要後もしくは会食後です。福砂に入れた状態で両手に乗せてお渡しするか、切手盆があればそちらにのせてお渡しします。

新盆の当日の流れ

最後に、ご先祖様の霊が戻ってくるお盆初日から、あの世へ再度お見送りするお盆最終日までの流れをお伝えします。

お盆初日

・午前中までには、盆棚(精霊棚)の設置を終える

(この時位牌を仏壇から取り出し、棚の中央に配置。)

・日中にお墓の掃除とお墓参り

・夕方に迎え火を焚く

・暗くなる頃に盆提灯を灯す

2日目〜3日目

・お盆期間中はお供え物や水を毎日交換する

・法要を執り行う(僧侶による読経など)

・会食を行う

最終日

・送り火を焚いてお見送りをする

まとめ

故人様の初めてのお盆を有意義にお過ごしください

ここまで、新盆の時期や準備、当日の流れなどをお伝えしてきました。

故人様が旅立たれてから初めて迎えるお盆は、やはり特別な意味のあるものです。法要の手配などもある中、盆棚やお供物、お飾りなどを揃えたりと準備が大変なこともありますが、ぜひ、改めて故人様との思い出を振り返りながら大切な方々と有意義な時間をお過ごしください。

さがみ典礼では、アフターサポートの一環で、法事法要の無料サポートも行なっております。引き出物のことや新盆法要の会場、またお坊さんの手配などでお困りの際は、お気軽にご相談ください。

鈴木 波紀

1級葬祭ディレクター

鈴木 波紀 (スズキ ナミキ)

安心して任せていただけるよう、心を込めてお手伝いいたします。

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