【栃木・茨城】冬場の火葬場は混みやすい？1月の予約状況と注意点

1月の火葬場予約は、冬場の死亡者数増加や年末年始の火葬場休場日などが重なり、非常に取りにくい状況になるため、普段よりも柔軟な対応が求められるケースが増える傾向にあります。

そこで今回は、栃木県や茨城県の火葬場予約状況の傾向なども踏まえて、できるだけスムーズな予約にするための注意点をお伝えします。

なぜ1月は火葬場が混みやすいのか

1年の中で最も寒さが厳しくなる冬場（特に1月）は、以下のような要因が重なって、火葬場が混みやすくなるといわれています。

死亡数が増える季節だから

冬場は、気温の低下と相まって、循環器系疾患のリスクが高まりやすいのに加え、インフルエンザやコロナウイルスなどの感染症も流行しやすく、特にご高齢の方や基礎疾患のある方は重症化しやすいため、死亡者数の増加につながってしまいます。

このような要因から、1月は1年で最も死亡者数が増えやすい時期ともいわれています。

年末年始の火葬場休場日の関係

一般的に友引日を休場としている火葬場は多いですが、年末年始はそれに加えて、1月1日から3日にかけての「三が日」も休む火葬場が多くあります。そのため、休場日明けは予約が殺到しやすく、希望日の予約が難しくなることが予想されます。

地域人口や高齢化の影響

都市部などの人口集中地域や、人口の割合としてご高齢の方が多い地域などでは、死亡者数に対して火葬炉の数が足りていないという状況に陥りやすいです。このような、需要と供給のアンバランスによって、火葬場の予約がひっ迫してしまうことがあります。

栃木県の火葬場予約の特徴

ここでは、栃木県特有の火葬場予約の傾向と、考慮しておくべき対策についてお伝えします。

宇都宮市・小山市は年始の予約競争が激しい傾向にある

宇都宮市や小山市は、栃木県の中でも人口が多い自治体です。宇都宮市には「悠久の丘」、小山市には「小山聖苑」という公営の火葬場があり、それぞれ16基と8基の火葬炉を有していますが、冬場の火葬場需要の増加により、年末年始の休み明けなどは、特に競争率が激しくなる傾向にあります。

ただし、実際の予約状況は、施設の稼働状況により日々変動するため、正確な情報を知りたい方は、葬儀社に相談しましょう。

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那須塩原市・日光市・大田原市は積雪に注意が必要

栃木県では、とりわけ那須エリア（那須塩原市、那須町）、日光市（奥日光、今市周辺）、大田原市北部などの北部・山間部で、雪による影響を受けやすいため、注意が必要です。

積雪が多いと、火葬場までの道路が通行止めになったり、火葬場職員が出社できなくなったりする可能性も考えられます。また、まれではありますが、積雪による停電や設備の凍結などのリスクもあるため、スケジュールの遅延や、最悪の場合は、火葬場が稼働できなくなってしまうことも考えられます。

天候に不安がある場合は、移動に細心の注意を払い、時間に余裕を持って行動することが大切です。また、無理をして行ったが、火葬場が稼働していなかったということがないように、事前に火葬場の稼働状況を確認してから出発するようにしましょう。

茨城県の火葬場予約の特徴

ここでは、茨城県特有の火葬場予約の傾向と、考慮しておくべき対策についてお伝えします。

水戸・つくばの都市部は予約が埋まりやすい傾向にある

水戸市やつくば市は、茨城県の中でも人口が集中しているエリアです。水戸市には「堀斎場」と「下入野斎場」、つくば市には「つくばメモリアルホール」という公営の火葬場がありますが、冬場の火葬場需要の増加により、年末年始の休み明けなどは、特に競争率が激しくなる傾向にあります。

ただし、実際の予約状況は、施設の稼働状況により日々変動していますので、正確な情報を知りたい方は、葬儀社に相談しましょう。

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沿岸部の火葬場は天候リスクに注意

日立市や東海村、鉾田市などの茨城県沿岸部は、天候の影響を受けやすい地域です。1月は夏季に比べて豪雨などの心配は少ないものの、風害には注意が必要です。特に、陸地から海へ抜ける沿岸部では、地形的な影響もあり、風が強まりやすい傾向があります。

「強風注意報」や「暴風警報」が発表された場合は、移動に細心の注意を払い、時間に余裕を持って行動しましょう。また、無理をして行ったが、火葬場が稼働していなかったということがないように、事前に火葬場の稼働状況を確認してから出発することも大切です。

火葬場混雑時の「空き待ち」での注意点

火葬場が混雑していて、火葬までの期間が空いてしまう場合、ご遺体の適切な安置が必要になります。火葬場の予約が取れないと、安置期間が伸びることになり、その分、安置費用（ドライアイス代や施設利用料）が追加で必要になるため、予算に余裕を持っておきましょう。

その上で、近隣の他の火葬場をあたることも検討しましょう。意外と、隣の自治体の火葬場では、すぐに予約が取れるといったケースも考えられます。ただし、市外の火葬場で火葬を行う場合、火葬料金の市民割引は適用外となってしまいますので、追加の安置費用と市外料金のどちらが安いかを、比較検討して決めることをおすすめします。

複数の火葬場を比較する際のポイント

火葬場の予約が取れず、複数の火葬場を比較検討する際は、費用が安価な「公営の火葬場」を優先にあたるとよいでしょう。また、費用を比較する際には、火葬料だけでなく、控室利用料や霊安室利用料なども含めて検討するようにしましょう。

火葬場の中には、式場も併設されている施設があります。式場併設の火葬場を選ぶことで、告別式後に、火葬場へ移動する手間や費用が省けるというメリットがあります。

そのほか、参列者の利便性も考慮した交通アクセスや、バリアフリーなどの設備面も重要なポイントになるでしょう。

ちなみに、火葬場の予約は、葬儀社が行うことが一般的です。それぞれのご家族によって、火葬場に求める条件が異なるため、まずは、葬儀社に希望条件を伝えて相談してみましょう。

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1月の火葬場の予約で後悔しないために

最後に、後悔のない火葬場選びにするために、注意したいポイントをご紹介します。

日程調整の柔軟性を持つ

年末年始明けの1月は、1年のうちで最も火葬場の予約が取りにくい時期のため、利用する側にも柔軟性が求められます。希望するスケジュール通りにはいかない可能性があることを、あらかじめ知った上で、臨機応変に対応することが大切です。

安置施設の確保と費用に注意

火葬場の予約が取れないということは、それに伴って、安置施設も予約が取りにくい可能性があります。そのため、もしものことがあった場合は、速やかに葬儀社に相談し、火葬場や安置施設の空き状況を確認してもらいましょう。

また、火葬日程が後ろ倒しになれば、その分、ご遺体の安置期間も伸びてしまいます。ご自宅安置の場合でも、追加の「ドライアイス利用料」が、葬儀社などの安置施設をご利用の場合は、「施設利用料とドライアイス利用料」が、追加で必要になる場合があるため、葬儀社に相談して、事前に必要な費用を把握しておきましょう。

葬儀社の情報量で対応力が変わる

一般的に、火葬場の予約は、葬儀社を通じて行うものです。そのため、葬儀社の情報量や対応力も、火葬場の予約に大きく影響します。

多くの葬儀社は、専用のシステムを使って、一般の利用者が知ることのできないキャンセル情報や、突発的な空き状況などをリアルタイムで把握することができます。さらに、地域の事情に精通している葬儀社であれば、効率的に予約交渉を進めることができるでしょう。

また、予約が取れなかった場合にも、「どこの火葬場が空いているか」「費用を抑えられるか」など、的確な代替案も提示してくれる葬儀社を選ぶことが重要です。

そのため、葬儀社は、地域の事情に詳しく、実績のある葬儀社を基準に選ぶことをおすすめします。

火葬場の予約が取りにくい1月は、葬儀社選びが鍵

年末年始の火葬場の休業と死亡者数の増加が重なりやすい1月は、通常に比べて、火葬場の予約が取りにくい状況にあるため、普段以上に迅速な対応が求められます。

ご逝去後、まず行うことの一つに「葬儀社への依頼」がありますが、地域の情報に精通し、迅速かつ丁寧な対応をしてくれる葬儀社を選ぶことが、火葬待ちを少しでも減らすポイントになります。

葬儀社が行なっている事前相談を通じて、あらかじめ葬儀社を決めておくことも、スムーズな対応につながります。

さがみ典礼では、お客様の葬儀へのご不安や疑問を少しでも解消し、安心して葬儀を行なっていただくために、無料の事前相談を承っております。どんな些細なことでも構いませんので、お気軽にご相談ください。

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