葬儀・家族葬コラム

お葬式のマナー

2023.11.24

年末年始に火葬はできる?葬儀日程や注意点についても解説します。

年末年始に火葬はできる?葬儀日程や注意点についても解説します。

寒さが厳しくなる12月〜2月は、1年の中でも最も死亡率の上がる時期といわれています。

あまり考えたくはないことではありますが「もし年末年始に亡くなったら…」というご心配のお声も多く寄せられる時期でもあります。
今回は、年末年始に火葬はできるのか年末年始に亡くなったらまず何をすればよいのか葬儀日程はどうなるのかなど、年末年始に大切なご家族の急なご逝去があった場合に、ご家族が取るべき行動や注意点について詳しく解説します。

年末年始に葬儀社は営業しているの?

ご安心ください。年末年始もほとんどの葬儀社は休まず営業しています。

さがみ典礼も24時間365日専門スタッフがお電話口におりますので、深夜早朝に関わらず、まずはいつでもお気軽にご相談ください。また、もちろん年末年始だからといって割増料金をいただくこともございません。

年末年始に火葬はできるの?

年末年始は普段と比べて休場する火葬場も多いです。特に元日はほとんどの火葬場が火葬や予約の受付も行っていません。またそのまま3日までお休みという火葬場も多いため、1月4日以降でないと火葬を執り行えない場合があります。定休日は火葬場によってそれぞれ異なりますので、ホームページなどでお近くの火葬場の年末年始の休場日を確認しておくと安心です。

ちなみに令和5年度の年末年始付近は12月28日と1月3日が友引に当たります。友引の日を定休日にしている火葬場も多いため、今年の年末年始は例年以上に3日までお休みという火葬場が多い傾向にあります。

年末年始に急逝した場合、まず何をすればいい?(流れ)

ここではご逝去から葬儀(火葬)までの流れを簡単にお伝えします。

この記事をお読みの方の中には、大切な方を亡くされてどうすればよいかわからないと一人で悩まれている方もいらっしゃると思います。まずはご自身のお気持ちを落ち着かせることを第一に考えてください。そして落ち着いたら流れに沿って進めていきましょう。わからないことは葬儀社に相談しながら進めていけば大丈夫です。

年末年始のスケジュール

年末年始にお亡くなりになられた場合、12月29日頃までであれば通常通りの流れで進められることが多いです。しかし、お正月三が日は休場の火葬場も多く、空いていても予約がとりにくいなどの事情もあるため、それ以降は1月4日に葬儀を執り行うことが多いです。ただ、葬儀社は365日営業をしていますので、ご遺体の搬送や安置など葬儀までに必要な準備は進めておくことができます。

葬儀までのスケジュールで注意すること

①亡くなって24時間は火葬できない

年末年始に限らず、日本ではご逝去から24時間たたないと火葬ができないということが「墓地 埋葬に関わる法律」の第3条に定められています。これは蘇生の可能性があった時代の名残で、医学が発達した現在は亡くなった方が生き返る可能性はほとんどありませんが、法律で定められている以上は守らなくてはいけません。

最近は、一日葬や火葬式といった1日で葬儀を終えるスタイルも増えてきていますが、必ず24時間経過したのちに葬儀・告別式を執り行うようにスケジュールを組むようにしましょう。

②葬儀社選びは慎重に

病院でお亡くなりになった場合、ご遺体は一時的に病院の霊安室に安置されますが、ほとんどの場合病院の霊安室は2~3時間程度しか安置することができません。そのためご遺族はその間に葬儀社と次の安置場所を決めなくてはいけません。そのため限られた時間の中ですが、複数社に見積もりを依頼し、対応や金額面で納得のいく葬儀社を選ぶことが大切です。病院から葬儀社を紹介されるケースもありますが、病院が勧めるのだからと過信せず、費用やサービスが適切かどうかをよく吟味し、他社と比較検討した上で依頼することをおすすめします。

③年末年始は葬儀までの日数が伸びる可能性も

ご逝去から火葬までに要する日数は、通常、ご逝去の日を含めて平均3〜4日程度です。ただし年末年始は、火葬場の休場や予約が取りにくい関係もあり、日数は増える傾向にあります。つまり、ご葬儀までの間にご遺体を安置する日数が増えるということですので、安置施設の使用料やドライアイス料金の追加の可能性があることを念頭に置いておきましょう

そもそも年末年始に葬儀をしてもいいの?

世間一般的には祝賀ムードの年末年始。そんな中、葬儀を執り行うのははばかられると思われる方も多いのではないでしょうか。

基本的には、年末年始に葬儀をしてはいけないというルールはありません。ただ一般的に正月の松の内(1月7日または地域によっては15日)を過ぎるまでは葬儀を行うべきではないと考える方もいます。そのため、年末年始の葬儀は家族葬や一日葬でひっそりと済ませるケースや、密葬という形で行い、後日一般の方々を招いた葬儀を別で執り行うケースも少なくありません

年末年始の葬儀の注意点

ここでは、前述したものも含め年末年始に葬儀を執り行う上での注意点をまとめました。

通常より安置料金が高くなる可能性がある

年末年始は、火葬場が休場しているなどの理由から、葬儀(火葬)までの時間が先延ばしになる可能性があります。その分安置に必要なドライアイスや施設使用料などが追加で必要になるため、ご遺体の安置・保管に関わる費用が通常よりも高くなる場合があるので注意しましょう。

金融機関が休みの場合が多い

ご葬儀は何かと費用がかかるものです。年末年始にご葬儀を執り行う場合は、金融機関のお休みにも注意してください。基本的にATMは稼働していますが休日扱いとなり手数料がかかってしまいます。宗教者へのお布施などは葬儀当日に現金で必要になるため、現金はなるべく早めに手配しておくことをおすすめします。

ちなみに、宗教者へのお布施は新札か旧札かというマナーについてですが、香典のように旧札でないと失礼ということはありません。感謝の気持ちを表現するという意味からも、どちらかというと新札の方が好ましいとされています。もし年末年始に新札に変更する場合は、両替機のあるATMを探して利用するとよいでしょう。しかし必ずしも新札でないといけないというわけではありませんので、必要以上に気にしなくても問題ありません。

年末年始は宗教者も多忙

年末年始は、僧侶も行事などでお忙しい時期です。菩提寺がある場合は、僧侶のご都合が合わないことも考えられますので、早めにご予定を押さえておくと安心です。

年始明けの火葬場は混み合う

年末年始に休場していた分、年明け4日以降の火葬場の予約は例年混み合います。そのため、思うようなスケジュールで進めることが難しいことも考えられます。そのことを念頭に、ご遺体の衛生管理などは葬儀社と相談しておくと安心です。もし安置期間が長期にわたる場合は、エンバーミングというご遺体の保全方法もございます。

年末年始に家族葬を行ったら、後日関係者に通知を忘れずに

年末年始のご葬儀は、家族だけでひっそりと執り行うケースも少なくありませんが、その場合も、関係者各位には事後報告することを忘れないようにしましょう。年始早々に訃報をお伝えするのははばかられると思うかもしれませんが、生前のご厚誼への感謝をお伝えする意味でも大切なマナーです。

葬儀のことは葬儀のプロにお任せください

ここまで、年末年始の葬儀の流れや注意点をお伝えしてきましたがいかがでしたでしょうか。年末年始に葬儀を行う場合は、火葬場の予約や宗教者のご予定などの観点から、通常よりも多めのスケジュールを見ておくことが大切です。その分安置期間が伸びる可能性があり、追加費用がかかってしまうことはありますが、年末年始だからといって葬儀料金が割高になることはありません。あらゆる公共機関が休業している年末年始は、相談できる窓口も少ないと思いますが、葬儀のことは葬儀のプロである葬儀社を頼っていただければと思います。

さがみ典礼は、24時間365日、専門スタッフがご相談を承っております。

村上 育海

村上 育海 (ムラカミ イクミ)

ご家族様のお気持ちを第一に考え、ご満足いただけるよう努めます。

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