葬儀・家族葬コラム

家族葬

2026.05.19

「葬儀のあと、家の中が急に静かになる」グリーフケアの第一歩とは

大切な人の葬儀を終えたあと、急に静まり返った家の中で、

「故人の部屋だけ時間が止まっているように感じる」

そんな寂しさに襲われた経験がある方もいるのではないでしょうか。

葬儀の最中は、準備や手続き、参列者への対応など、やるべきことに追われる日々が続きます。

しかし、慌ただしい時間が終わり、日常に戻った瞬間に、故人がもういないという現実を強く実感し、かえって辛くなることがあります。

このような、大切な人を失った悲しみや喪失感に寄り添う考え方の一つが「グリーフケア」です。

今回は、「グリーフケアとは何か」をはじめ、悲しみとの向き合い方や、ご自身・周囲の人ができる支えについてわかりやすく解説します。

なぜ葬儀後に強い喪失感を感じるのか

葬儀中は、準備や手続き、参列者への対応など、やるべきことが多く、気が張っている状態が続きます。

そのため、良くも悪くも、ゆっくり悲しみに向き合う余裕がないまま時間が過ぎていくことも少なくありません。

しかし、葬儀後、急に静かになった家の中で、ふと故人を失った現実と向き合う瞬間が訪れます。

これまで当たり前にいた人がもういないという事実を実感し、強い喪失感や悲しみが押し寄せてくることもあります。

「帰宅しても『おかえり』と言ってくれる人がいない」

「食卓に並ぶ食器の数が変わった」

そんな日常の小さな場面で、故人の不在を強く感じる人も少なくありません。

しかし、葬儀後に強い喪失感に襲われたり、急に涙が出たりするのは、決して特別なことではありません。

大切な人を失ったあと、心や体にさまざまな変化が現れるのは、ごく自然な反応だといわれています。

グリーフケアとは?|悲しみを「消す」ためではない

英語の「グリーフ(Grief)」には、「悲しみ」や「嘆き」といった意味があります。そして「ケア(Care)」は、「寄り添い、支えること」を意味する言葉です。

つまりグリーフケアとは、大切な人を失った人の悲しみに寄り添い、その人の気持ちを否定せず支えていこうとする考え方や関わりを指します。

グリーフケアにおいて大切な考え方は、悲しみを「消し去るべき悪いもの」として捉えるのではなく、「大切な人を失ったときに感じる自然で尊い感情」として認めることにあります。

悲しみを取り除こうとするのではなく、その人のペースで受け止められるように、そっと寄り添う姿勢が大切なのです。

また、悲しみの感じ方は人それぞれです。

涙が止まらなくなる人もいれば、反対にうまく泣けない人もいます。

気丈に振る舞ったり、あえて忙しく過ごそうとしたりしてしまう人もいるでしょう。

だからこそ、相手の感情の変化を見守り、「ただそばにいる」という姿勢も、グリーフケアにおいて大切な関わり方の一つです。

悲しみの現れ方には段階がある?

グリーフケアでは、死別後の心の変化について、「否認」「怒り」「取引」「抑うつ」「受容」など、いくつかの段階を経るという考え方が紹介されることがあります。

ただし、実際の悲しみの感じ方は人それぞれです。順番通りに気持ちが変化するとは限らず、落ち着いたと思ったあとに再び強い悲しみが込み上げることもあります。

そんな時に、「ちゃんと乗り越えなければ」と焦る必要はありません。

大切なのは、自分自身の感情を否定せず、その時々の気持ちに寄り添うことだといわれています。

グリーフケアでは何をする?|悲しみとの向き合い方

グリーフケアには、「こうすれば悲しみが消える」という決まった方法があるわけではありません。

大切にされているのは、悲しみを無理に否定したり急いで整理したりせず、その人の気持ちや時間の流れを尊重することです。

また、グリーフケアには「誰かが誰かにしてあげるケア」だけではなく、本人が自分の感情を認め、泣いたり、思い出を振り返ったりしながら、少しずつ悲しみと向き合っていくセルフケアも含まれています。

そのため、例えば次のようなことも、グリーフケアにつながると考えられています。

  • 故人との思い出をゆっくり振り返ってみる
  • 悲しい気持ちを我慢せず言葉にする
  • 一人で抱え込まず誰かに話を聞いてもらう
  • 無理に元気になろうとしない
  • 日常生活を少しずつ整えていく

周囲の人ができること|励ましより大切なことがある

もしあなたが家族や友人など、第三者として誰かを支える立場にあるのなら、アドバイスを急ぐのではなく、「話したくなったら聞くよ」という姿勢で、ただそばにいることが何より大切です。

悲しんでいる人を見たら、つい「元気を出して」と励ましたくなってしまうかもしれません。しかしそのような声かけは、「悲しんでいる今の自分はダメなんだ」と感じさせてしまうことがあります。

グリーフケアで大切なのは、「悲しみを認め、受け止めること」です。

無理に気持ちを切り替えさせようとするよりも、「そうだよね、辛いよね」「話したくなったら聞くよ」というように、悲しみを否定せず受け止める関わり方の方が、安心につながりやすいといわれています。

また、悲しみとの向き合い方に正解はありません。気持ちが落ち着いたと思ったら再び涙があふれることもあるというように、悲しみには波があります。そしてその波もまた人それぞれです。

グリーフケアは、その揺れ動く感情を否定せず、その人らしいペースを見守っていく関わりともいえるでしょう。

焦らず、少しずつ日常に戻っていけばいい(まとめ)

大切な人を失った悲しみは、そう簡単に消えるものではありません。

ふとした瞬間に涙があふれたり、静かな部屋の中で強い喪失感に襲われたりすることもあると思います。

それでも、悲しみを無理に押し込めたり、急いで乗り越えようとしたりする必要はありません。

悲しみを抱えながら、少しずつ日常を取り戻していく過程に、そっと寄り添う考え方の一つがグリーフケアです。

悲しみの感じ方や向き合い方は人それぞれです。焦らず、自分のペースで、ゆっくり心を整えていけばいいのかもしれません。

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廣瀬 里恵

1級葬祭ディレクター

廣瀬 里恵 (ヒロセ サトエ)

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