葬儀・家族葬コラム

お葬式のマナー

2024.05.10

葬儀の日程はどう決める?決め方のポイントや注意点を解説

大切なご家族を亡くされた時、葬儀日程をどのように決めればよいか悩まれる方も多いと思います。

基本的には、故人様がお亡くなりになった翌日がお通夜、翌々日が葬儀・告別式となりますが、いつまでに葬儀をしなければいけないという決まりはありませんので、火葬場の空き状況や、ご家族様のご都合などさまざまな要素を考慮した上で決めることになります。

今回は、葬儀の日程の決め方や、決める際に考慮するポイントや注意点について詳しく解説します。

葬儀日程をどのように決めればよいかわからないという方や、急にご家族を亡くされてお困りの方なども、ぜひ参考にしてください。

葬儀は、一般的にご逝去後2〜3日で行う

ご逝去の翌日の夕刻にお通夜、お通夜の翌日の日中に葬儀・告別式が執り行われるのが一般的な葬儀の流れです。また葬儀・告別式と同じ日に、葬儀会場から火葬場へ移動して、火葬が執り行われます。

翌日がお通夜にならないケースもある

お亡くなりになられた時刻が夕方以降の場合は、お通夜を一日ずらして翌々日に行うのが一般的です。

「一日葬」や「火葬式」の場合はお通夜が省略される

また最近は、お通夜を省略する「一日葬」や、火葬のみでお見送りをする「火葬式・直葬」も増えています。その場合はご逝去の翌々日に葬儀・告別式・火葬、もしくは火葬のみを執り行うのが一般的です。日本では法律で、お亡くなりになられてから24時間は火葬できないということが定められているため、翌日ではなく一日あけてから行うのが一般的です。

そのほか、予定通りに行かないケースもある

これからお伝えする内容にもつながることですが、以下のような理由からお通夜や葬儀が予定通りにできないケースも考えられます。

・火葬場の予約が取れない
・海外在住のご家族様の帰国が間に合わない
・僧侶の都合が悪い
・年末年始で火葬場が稼働していない

葬儀日程を決めるタイミングはいつ?

次に、葬儀日程を決めるタイミングについてお伝えします。その前に、ご逝去から火葬までの流れを知っておきましょう。

【ご逝去されてからの流れ】 

①ご逝去 

②ご遺体を安置場所に搬送・安置 

③葬儀社との打ち合わせ 

④納棺 

⑤お通夜 

⑥葬儀・告別式 

⑦火葬 

上記が、ご逝去されてから、ご遺体が荼毘に付されるまでの流れです。

そして葬儀日程は③葬儀社との打ち合わせ」の段階で決めることになります。実際は、葬儀社のスタッフのアドバイスを受けながら決めていくことができますので、あまり難しく考えなくても大丈夫です。そして葬儀社との打ち合わせで日程が決まってから、関係者各位に訃報をお知らせします。

具体的にどのような手順で葬儀日程を調整していくのかについては、次章でお伝えしたいと思います。

葬儀日程の決め方

葬儀日程を決める際には、3つのことを確認する必要があります。一つは、みなさんが集まりやすい日程かどうか、もう一つは僧侶など宗教者のご都合、そして最後の一つが火葬場の空き状況です。それでは、具体的に日程の決め方をお伝えしていきます。

確認事項① みんなが集まりやすい日程かどうか

まず、お通夜や告別式に参列する方々が集まりやすい日程かどうかが重要になります。多くの方々にお集まりいただきやすい週末や祝日に合わせる、という決め方もあります

また配偶者やお子さんなど、故人様と関係の深い方が参列できる日を優先することも大切です。大事な試験の日や仕事でどうしても外せない日と重ならない日程であることや、海外など遠方にお住まいのご家族様がいらっしゃる場合は、いつ帰国できるかなども含めて検討する必要があります。また、もしご家族以外にどうしても参列して欲しい方がいるのであれば、その方の予定も考えて決める必要があるでしょう

確認事項② 僧侶や菩提寺のご都合

あたりまえですが、当日宗教儀式を行なっていただく僧侶のご都合も考えなければなりません。喪主様から菩提寺やお付き合いのあるお寺へお電話をし、ご都合をお聞きしましょう。

ちなみに、僧侶への連絡は早いに越したことはありませんので、お亡くなりになられた段階で最初の一報を入れておくと、後々の調整がスムーズになります

確認事項③ 火葬場の空き状況

特に東京などの都市部では、人口に対して火葬炉の数が足りていない状況のため、火葬場の予約が取りにくくなっています。そのため、葬儀日程を決める際に、地域によっては火葬場の空き状況が最優先事項となることもあります

火葬場の空き状況の確認や予約は葬儀社が行なってくれますので、打ち合わせの際に、希望日に空きがあるかをまず確認してもらいましょう。なければ再度調整する必要が出てきます。

日程を決める際に、考慮すべき注意点

上述したの3つの要素に加えて、いくつか考慮しなくてはならない注意点があります。それはご遺体の腐敗状況と、地域のしきたりです。さっそく具体的にみていきましょう。

ご遺体の腐敗状況

冒頭で、「いつまでに葬儀をしなければいけないという決まりはない」と申し上げましたが、実際、ご遺体を衛生的に保つという意味では、ご逝去から葬儀までの期間をそう長く設けることはできません。特に暑い夏の時期は、ご遺体の腐敗も進みやすいため、早めに葬儀が行われる傾向にあります。

また、ご遺体を衛生的に保管するためには、ドライアイス等で温度を低く保つ必要がありますが、葬儀までの期間が長ければ長いほど、保管にかかる費用がかさんでしまうことも、念頭に入れておきましょう

地域のしきたりや慣習

葬儀に関するしきたりや慣習は、地域によってもさまざまです。

たとえば沖縄などの一部の地域では、葬儀の前に火葬を行う慣習があります。また亡くなられた日の当日にお通夜を行い、翌日に葬儀・告別式を行うという地域もあるようです。ご自身の地域に、独特のしきたりや慣習がないかどうかは、親族や近所の年長者、またはその地域に詳しい葬儀社のスタッフに確認しておくと安心です

友引の日は葬儀がNGって本当?

友引の日に葬儀を行うと、「故人様が友を引っ張ってあの世へ連れて行ってしまう」という話を耳にしたことがある人も多いと思います。これはあくまでも迷信の一種ですが、広く全国的に普及している考え方のため、なるべく友引の葬儀は避けたいという人も多いようです。

そのように考える人が多いためか、友引日が定休日となっている火葬場が多数あります。そのため、友引だから葬儀がNGというよりも、友引日は火葬場が休場日のため、物理的に葬儀ができないというケースが多くなっています。

葬儀日程は、ご都合に合わせて臨機応変に

ここまで、葬儀日程の決め方やポイントをお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。
葬儀の日程を決めるためには、参列者・僧侶・火葬場の予定をうまくすり合わせる必要があります。また日程を先に延ばせば延ばすほど、ご遺体を管理するための費用がかさんでしまうこともおわかりいただけたかと思います。大切なご家族様を亡くされお辛い時期に、さまざまな調整ごとをこなさなければならず、ご遺族様のご負担も大きいと思いますが、そんな時こそ葬儀社を頼っていただければ嬉しいです。

小林 勝也

小林 勝也 (コバヤシ カツヤ)

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