家族葬
2024.07.12
生花祭壇のデザイン例を画像で紹介。費用やサイズ、祭壇選びのポイントも解説します
葬儀で用いられる祭壇にはいくつかの種類がありますが、中でも生花で彩った祭壇は、会場を華やかな雰囲気にしてくれるため人気があります。
またデザインも豊富で、故人様が好きだったお花を選ぶなど、オリジナリティを出せるのも生花祭壇の魅力の一つ。
今回は、葬儀で用いられる生花祭壇の種類や魅力をお伝えしながら、デザイン例や適切なサイズ、金額相場などもお伝えできればと思います。
生花祭壇とは?
葬儀会場で最も目につく位置に置かれ、遺影などが飾られている壇のことを祭壇といいます。仏教や神道の葬儀で用いられる伝統的な白木祭壇や、無宗教葬などで用いられるキャンドル祭壇など、祭壇にはいくつか種類がありますが、近年最も人気が高いのが生花祭壇です。
生花祭壇とは、生花や草木を飾って彩る祭壇のことで、会場を華やかにしてくれるだけでなく、花の種類や色合いにバリエーションがあるため、故人様の個性を活かした祭壇にすることができます。
一昔前は菊を用いたデザインが主流でしたが、最近は、カーネーションやユリなどの他、故人様の好きだった花を取り入れるなど使用する花のバリエーションも豊富になり、さまざまなデザインが施された生花祭壇をみることができます。
生花祭壇の特徴
その方ならではの特別感のあるお別れができる
生花祭壇は、選ぶ花の種類や花の色合い、そしてデザインによって一つ一つ雰囲気が異なるため、故人様らしさを祭壇で表現することができます。そのため、その方らしい雰囲気に彩られた会場で、特別感のあるお別れをしたいと考えるご遺族様に、特に選ばれています。
形式にとらわれない自由なデザインで会場を彩ってくれる
菊の花でラインを表現したり、花の色や大小でグラデーションを表現したりと、デザインのバリエーションも豊富なため、宗教色にとらわれることなく幅広い表現を形にできるというメリットがあります。
葬儀の規模に合わせて最適な祭壇を選択できる
最近は少人数の家族葬もあれば、大規模な一般葬もあり、葬儀の形式も多様化しています。そんな中、葬儀の規模や予算に合わせてコンパクトな生花祭壇から、大々的で豪華な生花祭壇まで、葬儀の規模に適した祭壇を選ぶことができるのも魅力の一つです。
生花祭壇のデザイン
さっそくですが、ここからは、さまざまなデザインの生花祭壇をみていきましょう。
オーソドックスな生花祭壇
棺と遺影写真が中心にくるオーソドックスな配置の生花祭壇です。
コンパクトな生花祭壇
10名以下の家族葬や一日葬では、小さめのサイズの祭壇を選びましょう。祭壇のサイズは、会場のサイズに合わせるのが基本です。会場が小さいのに大きめの祭壇を選んでしまうとどうしても圧迫感が出てしまいます。また、大きさによっては搬入できない可能性もあるので注意が必要です。
色でその人らしさを表現した祭壇
生花祭壇はどうしても女性らしいイメージが強くなりがちかもしれませんが、使用する花の色を工夫することで男性にもふさわしい祭壇にすることができます。
花で線を描くライン祭壇
花をドット絵のように並べてラインを描いた祭壇です。白菊が用いられることが多いですが、最近は使用する花も多岐に渡り、波や風景などを描いたライン祭壇なども見受けられます。
グラデーション祭壇
淡い色の花から濃い色の花へ、小さい花から大きな花へというように、花の色やサイズを利用してグラデーションを表現した生花祭壇です。
特別なモチーフをあしらった生花祭壇
故人様のイメージに合うモチーフを生花で表現した祭壇です。色だけでなく、模様でも故人様らしさを表現することができます。
故人様の趣味にちなんだ生花祭壇
こちらは山のぼりが好きだった故人様にちなんで山のモチーフをあしらった祭壇です。
他にも「お酒が大好きだった」「歌が好きでカラオケではマイクを離さなかった」「ゴルフが趣味で週末はゴルフ三昧だった」など、故人様の趣味に関連したモチーフを生花で表現することもできます。具体的なイメージがあると、より故人様への親しみが湧いてくるのではないでしょうか。
グリーンでいっぱいの生花祭壇
生花祭壇というと、色とりどりの生花が飾られているイメージが強いかもしれませんが、このようにグリーンを多めにあしらった祭壇も魅力的です。いつも飾らず自然体だった、ナチュラルなイメージの故人様にぴったりの生花祭壇です。
生花祭壇の費用相場
生花祭壇の費用相場は、祭壇の段数、サイズ、花の本数、花の種類によって変わります。
サイズ・規模感によって異なる
生花祭壇は、段数が1段〜5段以上、横幅は1.5m〜10.8mのものまであり、葬儀の規模に合わせて適したサイズの祭壇を選ぶ必要があります。
家族葬の場合は、1段〜2段で、横幅1.5m〜3.5m程度の祭壇が一般的で、その場合の費用相場は20万円〜80万円程度となります。しかし、参列者の多い葬儀の場合は、祭壇のサイズも大きくなるため、家族葬でも規模が大きければ100万円を超える生花祭壇もあります。
デザインによって異なる
また、ライン祭壇やグラデーション祭壇のように、オリジナルのデザインを取り入れた豪華な生花祭壇は、その分費用が高くなります。特に、大きめの会場で執り行う一般葬の場合、デザインによっては200万円を超える生花祭壇もあります。
使用する花によって異なる
また使用する花によっても費用は変わります。生花祭壇には白菊やユリ、カーネーションなどがよく用いられますが、故人様が好きだった花を取り入れることも可能です。ただし花によって値段は異なります。特に夏に桜、冬にひまわりなど、故人様が好きだったからといって季節はずれの花を用いると高くついてしまいます。花の種類は、その時期の花を意識して選ぶようにすると費用を抑えることができます。
生花祭壇の選び方
生花祭壇はバリエーションが豊富なため、どのように決めたらよいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。そんなときは、基準を設けて絞り込んでいくことがおすすめです。
会場の規模感に祭壇のサイズを合わせる
葬儀において祭壇は、会場の印象を左右する最も重要な要素の一つです。そのため会場の大きさに応じて、見合ったサイズの祭壇を選ぶことが大切です。小さい会場に大きすぎる祭壇や、広い会場にコンパクトすぎる祭壇はアンバランスな印象を持たせてしまいます。予算との兼ね合いもありますが、まずは会場の広さに見合ったサイズを選ぶことを考え、葬儀社と相談しながら決めていくことをおすすめします。
予算を基準に考える
もし、花の種類やデザインなどに特にこだわりがない場合は、先に予算を提示し、それに見合った花やデザインを選んでもらう方法もあります。好きな色や雰囲気だけを伝えて、「この予算内でできるものをお願いします」というように伝えてみるのもよいでしょう。
実は、葬儀社選びも重要です
信頼できる葬儀社かどうかは、生花祭壇を選ぶにあたっても重要な要素の一つです。そのため、「こちらの希望やイメージを時間をかけてじっくり聞いてくれる担当者か」「予算に見合った適切なプランを提示してくれるか」などを基準に、信頼できる葬儀社にお願いすることが会場作りにおいても大切になってきます。こちらが納得していないのにも関わらず無理に話を進めてくるような担当者には、充分気をつけた方がよいでしょう。
祭壇選びに迷ったら、まずはお気軽にご相談ください
ここまで、生花祭壇の種類や費用、祭壇の選び方についてお伝えしてきましたが、いかがだったでしょうか。
葬儀会場を華やかに彩ってくれる生花は、ご遺族様はもちろん、参列者の皆さまの悲しみを優しく癒してくれる大切な存在でもあります。祭壇一つで会場の雰囲気が左右されるため、どのような祭壇にすべきか悩まれるご遺族様も多いでしょう。
そんなときは、ぜひ葬儀社のスタッフにお気軽にご相談ください。さがみ典礼では、お客様のご希望・ご要望・疑問・ご不安に向き合い、ご満足いただけるプランをご提案させていただきます。
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