葬儀・家族葬コラム

家族葬

2023.05.09

【家族葬とは】普通のお葬式と何が違うの?流れやマナーを解説

さがみ典礼の葬祭ディレクター森田です。

最近は、葬儀を家族葬で執り行うご家族様が増えています。家族葬とは、身内を中心とした親しい方のみでおこなうご葬儀ですが、比較的新しい葬儀スタイルのため「普通の葬儀とは何が違うの?」と疑問に思われる方も多いと思います。

今回は家族葬と一般葬との違いについて、家族葬の流れマナーメリット・デメリットなども踏まえて解説したいと思います。

家族葬とはどんな葬儀?

家族や親戚、親しいご友人などの少人数で執り行う葬儀を家族葬と言います。家族葬は故人と近しい関係の方々のみが集まるり、アットホームな雰囲気の中「ゆっくりと最後のお別れができる」などのメリットがあります。

家族葬が普及した背景

家族葬が普及した背景には、長引く景気低迷や少子高齢化等の社会的要因による人々の意識が変化が大きいと言われています。近所づき合いや社内づき合いの希薄化葬儀にあまりお金をかけられないという経済的な理由、そして近年では新型コロナウィルスの感染拡大なども影響し主に都市部を中心に定着しました。

一般葬との違いは?

家族葬が普及するにつれ、従来型の大規模な葬儀は「一般葬」と呼ばれ区別するようになります。

家族葬と一般葬の違いは、参列者を限定「する」か「しない」かという一点のみです。一般葬では、生前故人様と関係のあった方々に広く葬儀のご案内をお送りしますが、家族葬の場合は葬儀に参列いただく方を喪主やご遺族の判断で限定するという点において違いがあります。そのため人数を把握した上で葬儀の準備を進めることができるのも家族葬のメリットといえます。

家族葬の流れは一般葬と同じ

家族葬では、一般葬と同じく一日目にお通夜二日目に葬儀・告別式・火葬を執り行います。

通夜を省略し、葬儀・告別式・火葬を一日で執り行う家族葬もありますが、それは「一日葬」といって区別されているため、一般的に「家族葬」といった場合は、通夜と葬儀・告別式を二日間かけて行う葬儀のことを指すと思っていただいて問題ありません。

家族葬の流れ

ご逝去 ⇒ お迎え ⇒ 搬送・安置 ⇒ お通夜 ⇒ 葬儀・告別式 ⇒ 火葬

家族葬のメリット・デメリット

次は、家族葬のメリットとデメリットについてです。

メリット

・身内中心の少人数の葬儀のため、参列者対応などによるご遺族の負担が少ない

・親しい方々に囲まれて心おきなく最後のお別れができる

参列者の人数を事前に把握できるため返礼品や会食の手配がスムーズ

・少人数のため会場費・人件費・返礼品や会食にかかる費用を抑えることができる

・ご家族様のご希望を取り入れるなど、比較的自由度が高い葬儀ができる

デメリット

・参列者を限定しているため、参列できない方への不義理が生じてしまう場合がある

・葬儀当日に参列できない分、葬儀後の自宅への弔問が増える可能性がある

・参列者を限定しているため、近隣に知られてしまう宅や町内会間等での葬儀には向かない

・参列者が少ない分、収入源となる香典の数も少ない

家族葬に向いている人・向いていない人

上記のメリットとデメリットを踏まえ、家族葬に向いている人・向いていない人はどのような人かを考えてみたいと思います。

家族葬に向いている人とは

  • 葬儀は最後の思い出作りなので、身内だけでゆっくりと行いたい
  • 故人が高齢のため、そもそも参列してくれる友人知人が少ない
  • 故人やご遺族の希望を反映した自由な葬儀がしたい
  • 葬儀費用を少しでも抑えたい

家族葬に向いていない人とは

  • 故人が現役で、お呼びすべき友人知人が多い
  • 伝統や形式に則った葬儀がしたい

家族葬の費用は一般葬よりも安い?

次は家族葬と一般葬の費用に違いについてです。費用の話をする前に、まず葬儀費用の内訳についてお伝えしておきます。

葬儀費用の支出 内訳

  • 葬儀社に支払う[セット料金]・・・多くの葬儀社のセットプランは、ご遺体の搬送料や祭壇・棺・スタッフなど葬儀に必要な諸々が一式になっています。
  • 会食や返礼品にかかる[変動費]
  • 僧侶に支払う[お布施]
  • 火葬場に支払う[火葬料等]

葬儀の収入

  • お香典

家族葬では、人数が少ない分会場費や人件費が抑えられ、葬儀社へ支払うセット料金は一般葬より安く抑えることができますが、お布施や火葬料は一般葬と違いはありません。また返礼品や会食にかかる費用は人数が少ない分抑えられますが、その分収入源となる香典も少ないため注意が必要です。

このように葬儀費用は、トータルで考える必要がありケースごとにも異なるため、多くの場合家族葬の方が費用を抑えることができますが、一般葬よりどのくらい安くできるかはそのケースによって異なります。まずは見積もりを依頼し、どのくらいの費用が必要かを把握することが大切です。

家族葬のマナー

続いては家族葬のマナーについてです。

ここでは、家族葬の準備にあたってご遺族様が気をつけるべきマナーと、参列者が気をつけるマナー、そして両方に共通する服装や焼香のマナーについてお伝えします。

ご遺族様が気をつけるべきマナー

葬儀のご案内には家族葬で執り行う旨を必ずお伝えします。家族葬では香典・供花・供物等を辞退する場合がありますが、その場合は葬儀のご案内をする際に必ずお伝えしましょう。葬儀に参列いただかない方には、葬儀後に訃報をお送りすると間違いが起こりにくいです。事前にお送りする場合でも、参列いただかない方には葬儀の日時や会場は明記しないよう気をつけます。

参列者様が気をつけるべきマナー

葬儀のお知らせをいただいても、葬儀については口外しないのがマナーです。一般葬と違い家蔵葬の場合は参列者を限定しているため、訃報を伝えるのにもご遺族のタイミングがあります。香典・供花・供物等の辞退のご意向がある場合は、返礼品などにかける手間を省きたいという遺族の意思の表れでもありますので、そのご意向を尊重します。

服装・焼香のマナー

家族葬の服装は基本的に一般葬と同じでブラックフォーマルです。ただし、身内中心の家族葬の場合は「平服でお越しください」という案内があることもあります。その場合は略礼服を切るようにしましょう。

略礼服は、男性なら黒・紺・グレーなどのダークスーツ女性なら黒・紺・グレーなどのワンピースやアンサンブル、スーツといったダークカラーの落ち着いた服装のことをいいます。学生であれば制服やリクルートスーツでもよいでしょう。

ちなみに「平服で」と書かれているにも関わらず格式の高い喪服で参列することはかえって失礼に当たりますので注意しましょう。

栃木・茨城県西エリアのご葬儀も、さがみ典礼にお任せください。

さがみ典礼では家族葬や一般葬はもちろん、一日葬、火葬式・直葬、公営斎場葬まで幅広い葬儀形式に対応したご葬儀を執り行っております。栃木・茨城県西エリアのご葬儀は、ぜひ栃木県で葬儀実績No.1のさがみ典礼にお任せください。

長岡 一知

1級葬祭ディレクター

長岡 一知 (ナガオカ カズトモ)

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