お葬式のマナー
2024.12.10
自分や相手が喪中期間中は、お年賀やお歳暮は避けるべき?
12月から1月にかけては、日頃お世話になっている方々へお歳暮やお年賀を通してご挨拶をする機会が増える時期です。
そんな中、自分や相手が喪中の場合、お歳暮やお年賀を送ってよいか迷われる方も多いのではないでしょうか。結論としては、お歳暮は問題ありませんが、お年賀や年賀状は送るのを避けたほうがよいでしょう。
今回は、自分や相手が喪中期間中にお歳暮を贈る時のマナーや注意点、お年賀の代わりに送る寒中見舞いのマナーを紹介します。
自分や相手が喪中の時、お歳暮やお年賀は贈ってもいい?
お年賀:お年賀や年賀状は贈らず、時期をずらして寒中見舞いとして贈る
お年賀は新年が明けたことを祝って贈るお祝い事にあたるため、喪中期間中は避けた方がよいです。喪中期間中には、お年賀を贈る代わりに、松の内(1月1日〜7日※関西地域は15日)を避け、立春(2月4日)までの間に寒中見舞いを贈るのが一般的です。寒中見舞いは、寒さが厳しい時期に相手を気遣う時候の挨拶としての贈り物ですので、祝い事とされるお年賀と違って喪中期間中でも気にせず贈ることができます。寒中見舞いの贈り方や注意点については「喪中期間中の寒中見舞いの贈り方マナー」の章を参考にしてください。
一方お歳暮は、1年の感謝を込めた贈り物なので、喪中であっても通常道り贈ることができます。ただ喪中期間中にお歳暮を贈る場合は、のしの掛け方など贈り方の注意点がありますので、「喪中期間中のお歳暮の贈り方マナー」の章を参考にしてください。
そもそもお歳暮・お年賀とは?
お歳暮
日頃お世話になっている人に、一年の感謝の気持ちを込めて贈る贈り物です。東日本では11月下旬~12月20日頃、西日本では12月13日〜12月20日頃に送るのが一般的で、新年にかけてご家族が集まる時期にみんなで楽しめる品物を贈り合うことが多いです。
お年賀
年始の挨拶の際に持参する贈り物で、目下の者から目上の方へ贈ることが一般的です。贈る時期は元旦から1月7日(関西地域は15日)までの間が一般的です。ただ、元旦は避けて2日以降に贈るケースが多くなっています。
忌中期間中は、お歳暮を贈ってもよい?
ご家族が亡くなって間もない忌中期間中は、なるべくお歳暮も避けた方がよいでしょう。
特にお歳暮を贈る相手が忌中である場合は、贈らないのがマナーです。忌中期間はご家族を亡くされた深い悲しみの中、葬儀後の事後処理や各種手続き、法要の準備などに追われて心身ともに大変な時期になります。そのため忌中期間中は避け、四十九日が過ぎた忌明け後に贈るようにしましょう。もし忌明けが年末に差し掛かってしまい贈る時期としてふさわしくない場合は、お歳暮ではなく寒中見舞いとして贈るとよいでしょう。
また次に、自分が忌中期間中に相手にお歳暮を贈ることはどうでしょうか。おそらくほとんどの人は気にしないとは思いますが、古くからの慣習で死を穢れと捉える考え方があり、人によっては不快に感じる方もいるかもしれません。そのため、この場合も忌明け後に贈るのがよいとされています。
喪中と忌中の違いとは?
喪中とは:一般的に一周忌法要が終わるまでの期間のこと
忌中とは:仏教では亡くなった日を1日目として49日目となる四十九日法要までの期間、神道では50日目となる50日祭までの期間のこと。
いずれも亡くなった方の死を悼み、冥福を祈る期間としてお祝い事などが避けられています。
お年賀は寒中見舞いとして贈る
自分や相手が喪中のときは、お年賀は贈らず、松の内が過ぎた1月8日(※関西地域は16日)〜立春(2月4日)までの間に寒中見舞いを贈りましょう。
喪中期間中のお歳暮の贈り方マナー
相手や自分が喪中期間中にお歳暮を贈る場合、いくつか注意点があります。
のし紙ではなく白無地のシンプルな掛け紙を選ぶ
通常のお歳暮では、紅白の蝶結びの水引が描かれた「のし紙」を用いますが、喪中期間中は水引がない無地の「掛け紙」を用います。これは相手が喪中でも自分が喪中でも同じです。通常通り表書きは「御歳暮」とし、その下に氏名を記載するのが一般的です。
また基本的な掛け紙マナーとして、郵送の際は包装紙の内側、手渡しの際は包装紙の外側にかけることも念頭に置いておきましょう。郵送の際に掛け紙を内側にかけるのは、郵送時の破損を避けるためです。
のし紙と掛け紙の違いとは?
のし紙:右上に「のし」という飾りのついた掛け紙のことで、祝い事に用いられます。
掛け紙:贈り物や金封に掛ける紙全般のことをいいます。
本来、弔事の贈り物にかける紙は「のし紙」とはいわず「掛け紙」というのが正しい表現になりますが、弔事の掛け紙のことを「のし紙」や「弔事用のし紙」と表現しているケースも見受けられます。
挨拶状の表現に気をつける
お歳暮を郵送する場合は挨拶状を添えて送ります。挨拶状には「おめでとう」などのお祝いの表現や忌み言葉(いみことば)を避けるのがマナーです。
忌み言葉とは弔事や慶事の際に使ってはいけない言葉のことで「ますます」「いろいろ」のような重ね言葉が代表的です。重ね言葉は「不幸が重なる」、「不幸が続く」と捉えられるため避けられています。ほかにも「死」や「生きている時」など生死に関わる言葉、「四」や「九」のような不吉とされる数字なども忌み言葉とされています。これ以外にもたくさんあるので、気になる方は調べてみてください。
故人様宛に贈らない
故人様と生前お付き合いがあった場合、故人様宛にお歳暮を贈る方がいらっしゃいますが、それは避けた方がよいでしょう。もし生前故人様とはつき合いがあったもののご家族様とは交流がなかったという場合には、お歳暮を贈る必要はありません。
ただし、ご家族様ともお付き合いがあった場合には、故人様宛ではなくご家族様宛に贈るようにしましょう。
自分が喪中の時に故人様宛にお歳暮が贈られてきた場合の対応
喪中期間中に故人様宛にお歳暮が贈られてきたら、先方はお亡くなりになったことを知らない可能性があります。その場合は、贈り物に対するお礼の手紙を送るのがマナーです。手紙は、お礼と共にお亡くなりになったことも伝える内容にするとよいでしょう。
おめでたい品物は選ばない
喪中期間中にお歳暮を贈る際は、紅白や鶴亀などのモチーフなど慶事をイメージさせる品物は選ばないようにしましょう。それ以外は特に決まりはありませんので、一般的にお歳暮として選ばれている品物をお贈りしましょう。
喪中期間中の寒中見舞いの贈り方マナー
喪中期間中の寒中見舞いの贈り方は、基本的には喪中期間中のお歳暮の贈り方と同じです。
掛け紙は水引のないシンプルなものを選び、表書きは「寒中御見舞」あるいは「御挨拶」としましょう。もし相手が目上の方であれば「寒中御伺」とします。
贈る品物も、お歳暮と同様、縁起物や紅白モチーフなど慶事をイメージさせるものは避けます。その上で相手の気持ちに寄り添った品物を贈りましょう。お歳暮と同じく郵送で送る場合は、故人様宛ではなくご家族様宛とし、忌み言葉を使わないなど挨拶状の表現にも気をつけましょう。
喪中でもお歳暮は贈ってもよいが贈り方には注意する
相手や自分が喪中期間中であっても、お歳暮は贈ることができます。ただ、お年賀はマナー違反となってしまうため、松の内が過ぎた1月8日(※関西地域は16日)〜立春(2月4日)までの間に寒中見舞いを贈りましょう。お歳暮を贈る際は、掛け紙(のし紙)や挨拶状、贈る品物の内容に注意して、相手に失礼のないように贈ることが大切です。
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