葬儀・家族葬コラム

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更新日:2026.08.19

秋のお彼岸前に確認したい、お墓参りの基本マナー|時期・持ち物・お供え物の注意点

秋のお彼岸は、ご先祖様を供養する大切な時期です。しかし、「いつお墓参りに行けばいい?」「何を持っていけばいい?」「どのような流れでお参りするの?」など、具体的なマナーについて迷う方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、秋のお彼岸のお墓参りについて、適した時期や時間帯、服装や持ち物、お参りの流れなど、基本的なマナーをわかりやすく解説します。

また、お供え物の選び方やお墓掃除のポイント、遠方でお墓参りに行けない場合の供養方法についてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

秋のお彼岸とは?いつからいつまで?

仏教におけるご先祖様を供養する期間を「お彼岸」と言います。

お彼岸は、彼岸(悟りの世界)と此岸(この世)が近づくと考えられている時期で、ご先祖様を供養する大切な期間です。春分の日と秋分の日を中心に、1年のうち、春と秋の2回訪れます。

秋のお彼岸の期間

秋のお彼岸は、秋分の日を中日とし、前後3日間となるため、2026年の秋のお彼岸は、9月20日(日)〜26日(土)までの7日間がお彼岸となります。

【2026年のお彼岸期間】

9月20日(日)彼岸入り
9月21日(月)
9月22日(火)
9月23日(水)中日・秋分の日
9月24日(木)
9月25日(金)
9月26日(土)彼岸明け

お彼岸には何をする

お彼岸には、お墓参りをしたり、仏壇の掃除をしたりして、家族で故人を偲ぶ時間を過ごすことが一般的です。お墓や仏壇に、故人の好きだった食べ物やお花などをお供えするのも、お彼岸の慣習の一つです。

秋のお彼岸のお供え物としては、秋の花である「萩」に見立てた小豆菓子「おはぎ」が定番です。

秋のお彼岸のお墓参りはいつ行く?時間帯に決まりはある?

秋のお彼岸のお墓参りは、秋分の日である中日にお墓参りに行くという人が多いですが、基本的には、期間中いつ行っても問題はありません。ご家族のご都合に合わせて、行けるタイミングで行くということで問題ないでしょう。

お墓参りに適した時間帯は?

お墓参りは、昔から「午前中に行くのがよい」とされてきましたが、現代においては、行ける時間に行くということで問題ありません。

午前中がよいとされてきた理由には、「ご先祖様への供養を優先する」という考え方や、比較的涼しい時間帯に掃除やお参りを行えるという実用的な理由があります。

お彼岸のお墓参りに必要な持ち物

お墓参りに必要な持ち物を、「掃除に必要なもの」「お参りに必要なもの」「あると便利なもの」の3種類にわけてご紹介します。

掃除に必要なもの

  • 軍手
  • ぞうきん
  • スポンジ
  • 歯ブラシ
  • タオル(乾拭き用)
  • バケツや柄杓
  • お水
  • ゴミ袋
  • ほうきやちりとり

掃除をする際には、手を保護するために軍手を着用しておくと安心です。

墓石の掃除には、ぞうきんやスポンジなどやわらかい素材のものを用いるのが一般的です。墓石に刻まれた文字の間の汚れなどを落とす際は歯ブラシがあると便利です。ぞうきんとは別に乾拭き用のタオルも持参しましょう。

お墓の周りを掃除して拾ったゴミや取り除いた雑草などを入れて持ち帰る用に、ビニール袋を用意しておくとよいでしょう。

墓石を掃除する際のお水やバケツ、柄杓は、霊園で調達できる場合も多いので、事前に確認しておくと荷物を減らすことができます。ほうきやちりとりも、霊園によっては備え付けられている場合があります。

お参りに必要なもの

  • 線香
  • ろうそく
  • ライターやマッチ
  • お花
  • お供え物
  • お水
  • 半紙または懐紙

ろうそくや線香はお参りをする際に使います。ろうそくに火を灯すためにライターやマッチがあると便利です。線香やろうそくを販売している霊園も多いので、その場合は、現地調達してもよいでしょう。

お供えに用いるお水も、霊園で現地調達できるのであればわざわざ持って行く必要はありませんが、水道がない墓地の場合は、お掃除用とお供え用を兼ねて持参しましょう。

お供え用の生花に加え、お供物も忘れずに持参します。お供物をお供えする際には、直接地面に置かず、半紙や懐紙の上に置くのがマナーです。

あると便利なもの

  • 虫よけ
  • 飲み物
  • 日よけ用品

秋のお彼岸の時期は、まだ残暑が厳しい時期でもあります。また一般的には、9月は蚊が発生しやすい時期でもあります。

そのため、熱中症対策の飲み物や虫除け、日傘や帽子などの日よけ対策グッズがあると安心です。

お墓参りの基本的な流れ

次に、お墓参りの基本的な流れをご紹介します。

  1. お墓周辺の掃除をする
  2. 墓石や付属品の掃除をする
  3. お花やお供え物を供える
  4. 線香をあげる

①お墓周辺の掃除をする

お墓に着いたら、まずお墓の周辺の掃除をしましょう。ゴミ拾いをしたり、雑草を取り除いたり、枯れているお花などが残っていれば取り除いてゴミ袋に入れましょう。

②墓石や付属品の掃除をする

墓石の上から水をかけ、やわらかいスポンジやぞうきんで、上から下へ向けて汚れを落とします。文字などの細かい部分に汚れがある場合は、歯ブラシなどを用い、傷つけないようにやさしく汚れを落としましょう。

花立てや香炉などの付属品は、一旦外してキレイにしてから戻しましょう。

水洗いが終わったら、乾いたタオルで全体をやさしく拭き取ります。

③お花やお供え物を供える

掃除後は、お花やお供物をお供えします。花立てにお水を入れてお花をお供えします。お供物は、持参した半紙や懐紙の上にお供えしましょう。

ちなみに、お供えしたお供物は、お参りが終わったら持ち帰るのがマナーです。

④線香をあげる

ろうそくに火をつけ、その火を線香にうつします。その後、一人ひとり順番に線香を香炉に供え、合掌しましょう。

お参りの順番に厳密な決まりはありませんが、故人と関係の深い方から行うことが多いです。

お彼岸のお供え物のマナー

秋のお彼岸では、日持ちする和菓子(ようかんなど)や焼き菓子(クッキーやフィナンシェなど)のほか、梨やぶどうなどの旬の果物や、菊・リンドウ・ケイトウなどの季節の生花が、お供え物としてよく選ばれています。故人が好きだった食べ物や飲み物をお供えする方もいるでしょう。

また、秋のお彼岸の代表的なお供え物として「おはぎ」があります。春は「ぼたもち」、秋は「おはぎ」と呼ぶのが一般的で、それぞれ春に咲く牡丹、秋に咲く萩の花が名前の由来とされています。

おはぎとぼたもちは、どちらももち米などを使った餅をあんこで包んだ和菓子ですが、あんこの種類などには地域や家庭による違いがあります。一般的には、秋のおはぎには粒あん、春のぼたもちにはこしあんが使われることが多いです。

お供え物は、お参り後どうする?

お墓参りを終えたら、お供え物は基本的に持ち帰るのがマナーです。お供え物をそのまま置いておくと、カラスなどの鳥や動物に荒らされたり、害虫が発生したりする原因になる可能性があるためです。

また、仏壇にお供えした食べ物も、傷んでしまう前に下げ、家族でいただくとよいでしょう。焼き菓子など日持ちするものは、しばらくお供えしておくこともできますが、傷みやすいものは長時間置かず、早めに下げることが大切です。

お墓参りに適した服装やマナー

お墓参りの服装に、厳密な決まりはありません。

通常のお彼岸のお墓参りであれば、喪服を着る必要もなく、基本的には普段着で差し支えないでしょう。ただし、露出の多い服装や華美な服装は避け、落ち着いた服装を選ぶのが無難です。

また、お墓周辺は砂利道や舗装されていない道、斜面などがある場合も多いため、歩きやすい靴を選ぶことも大切です。

ただし、お彼岸法要とお墓参りを同じ日に行う場合は、法要にふさわしい服装で参列する必要があります。服装の指定がある場合はそれに従い、特に指定がなければ、男性はダークカラーのスーツ、女性は黒や紺などの落ち着いた色のワンピースやスーツなど、略喪服にあたる服装を選ぶとよいでしょう。

秋のお彼岸にお墓参りへ行けない場合は?

お仕事などが忙しく、お彼岸の時期にお墓参りに行くことができないという人もいると思います。そのような場合は、お彼岸期間中に関わらず、行ける時にお参りに行くという形で問題ありません。

また、お墓が遠方にあり、なかなかお墓参りに行けないという場合は、ご自宅で仏壇にお参りをしたり、故人の写真を前に手をあわせたりするだけでも充分です。

どうしてもお墓参りがしたいという場合は、お墓参り代行サービスを利用するという方法もあります。遠方だったり、高齢でお墓参りが難しかったりする場合に、業者が代わりにお墓の掃除やお供え、お参りを行ってくれるサービスです。気になる方は利用を検討してみてください。

秋のお彼岸のお墓参りは、故人を偲ぶ大切な時間

秋のお彼岸は、ご先祖様に近況報告をしたり、日頃の感謝を伝えたりするよい機会です。

お彼岸のお墓参りに特別な決まりはありませんが、基本的な流れや墓地・霊園のルールを守り、周囲に配慮しながらお参りすることが大切です。

たとえお墓参りに行けない場合でも、故人を思い出したり、家族で思い出を語り合ったりすることで、故人を偲ぶ時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

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