葬儀・家族葬コラム

法事・法要

2023.08.29

葬儀と初七日が一緒の場合、お布施はいくら必要ですか?

葬儀と初七日が一緒の場合、お布施はいくら必要ですか?

最近は、葬儀の当日に初七日法要を行う方が増えていますが、その際、お布施はいくら払えばよいか?という質問をよく受けます。先に結論を申し上げると、葬儀と初七日法要はそれぞれ別の儀式になりますので、通常の葬儀のお布施に加え、初七日法要分を加えてお包みするのが正解です。

今回は、葬儀と初七日法要を同日に行う場合のお布施の考え方や金額相場について、初七日法要の基礎知識も交えて詳しくお伝えします。

初七日法要とは

故人様がお亡くなりになられた日(命日)を一日目とし、そこから数えて7日目に当たる日を「初七日(しょなのか)」といい、その日に行う法要を「初七日法要」といいます。

仏教では、命日から49日間は、死者があの世へと旅立つための期間としており、7日ごとに追善法要を行いますが、一番最初に訪れるのがこの初七日法要です。初七日は、故人様がこの世とあの世を隔てる「三途の川」の入り口に到着する日ともされているため、無事に川を渡れるようお祈りをする意味合いもあります。

初七日法要には何を行う?

一般的に初七日法要では、葬儀と同様に位牌・遺骨・遺影を前に僧侶による読経と参列者による焼香が行われます。初七日法要は自宅で行うか、寺院などに遺骨を持参して行います。また法要後には親族らが集まって会食を行うことが多いです。

初七日法要はいつ行う?

本来は、故人様がお亡くなりになられた日から数えて7日目に行う法要ですが、最近では「遠方の親戚が何度も集まることが難しい」、「仕事などの都合で後日改めて集まることができない」などの理由から、葬儀当日に繰り上げて行うことも多いです。

浄土真宗における初七日法要

ちなみに仏教の中でも死後すぐに極楽浄土に行くことができるという教えの浄土真宗では7日ごとの法要をする必要はないとされていますが、ご遺族様らが故人を偲ぶ機会として、初七日や四十九日法要を執り行うことが多いです。

葬儀当日に初七日法要を行うケース

葬儀当日に初七日法要を行うケースは、主に都市部を中心に増加傾向にあります。

繰り上げ法要」と「繰り込み法要」の2種類があり、どのタイミングで初七日法要を行うかによって呼び名が異なります。

繰り上げ初七日(戻り初七日)とは

流れ

葬儀・告別式 → 出棺 →  火葬 → 初七日法要

葬儀から火葬までを一通り終えた後に、ご遺族様・ご親族様らが再び斎場に戻って初七日法要を行うことを「繰り上げ初七日」または「戻り初七日」といいます。

繰り込み初七日(式中初七日)とは

流れ

葬儀・告別式 → 初七日法要 → 出棺 →  火葬

一方、葬儀の後に続けて初七日法要を行い、その後火葬場へと向かうケースを「繰り込み初七日」、または「式中初七日」といいます。

この場合、繰り上げ初七日のように斎場→火葬場→斎場と会場を行き来する必要がなくなるため、繰り上げ初七日に比べて1〜2時間ほど時間を短縮することができますが、一般参列者を交えて初七日法要を行うことになるため、すべての参列者の拘束時間が少し長くなってしまうというデメリットもあります。

葬儀当日に初七日法要を行う際の注意点

本来は、命日から7日目に行う法要を葬儀当日に繰り上げて行うため、お寺によっては認めてくれないケースも考えられます。そのためお寺やお坊さんへ事前に確認をとっておく必要があります。

特に繰り込み法要の場合は、火葬の前(=荼毘に服する前)に初七日法要を行うため、認めてくださらないお寺も多いです。また、伝統を重んじるご親族様からも反対の声が上がる可能性がありますので、親族間での合意も得た上で進めましょう。

繰り上げ初七日のお布施のマナー

葬儀当日に繰り上げて初七日法要を行う場合、お布施の金額やマナーはどうすれば良いでしょうか。

ここでは本日の本題であるお布施の金額の目安をお伝えします。お布施の基本的な考え方や渡し方のマナーも合わせてお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。

お布施とは

お布施とは、戒名を授けていただいたり、読経をしていただいたりしたお礼としてお坊さんにお渡しする金銭のことです。あくまで宗教儀式ですので、普段私たちがモノを買ったりサービスを受けたりした時にその対価として支払う金銭とは性質が異なり、明確な金額が決まっているわけではありません。そのためお坊さんに金額について尋ねても、曖昧な答えしか返ってこない場合もあります。

お布施はあくまでも、私たちがお坊さんの行為に対するお礼としてお渡しするものですので、行為の見返りとして金額が定められているものではないことを覚えておきましょう。

繰り上げ初七日でお坊さんに渡すお布施の金額は?

葬儀・告別式の当日に初七日法要も行う場合は、葬儀のお布施に加え、初七日法要のお布施も必要です。そのため葬儀のお布施に初七日法要分のお布施を含める形でお渡しするのがマナーです。

お包みする金額の相場ですが、初七日法要のみを執り行う場合は3~5万円が目安と言われています。ただし葬儀当日に初七日法要も行う場合は、葬儀の分と合わせてお渡しするため30万円以上が大まかな目安となります。ただ、お布施の金額は宗教・宗派によっても異なり、またお寺との関係性や地域によっても変わってきますので、あくまで目安としてお考えください。

各宗派ごとのお布施の目安は下記の表を参考にしてください。

宗派葬儀当日に初七日法要を行う場合のお布施金額の目安
浄土真宗20万円程度
浄土宗30万円〜50万円程度
日蓮宗30万円程度
曹同宗30万円〜60万円程度
真言宗30万円以上

※上記の金額は、戒名料を含まない金額です。戒名を授けていただく場合は、別途上乗せした金額をお包みします。戒名料は授けていただく戒名のランクによっても金額が異なります。

お布施の包み方のマナー

①半紙で中包みを作る

紙幣の肖像画が描かれている面を上にし、横位置に少し斜めにしておいた半紙の中央より少し右寄りのところにおきます。

お札の短い辺に水平になるように半紙の上下を折り、お札の長い辺に半紙の左下の角が当たるか当たらないかの位置に折りったらそのままお札を包み込むようにひと折りし、最後に半紙の右側を巻き付けるように折り込みます。

②奉書紙で上包みをする

お布施の包み方のマナー

次は、半紙で包んだ中包みを奉書紙で包みます。奉書紙はツルツルした面が表、ざらざらしている面が裏と覚えてください。

奉書紙のツルツルした面が外側にくるよう裏面を上にして、中央より少し左寄りの位置に中包みを置いたら、左、右、上、下の順に折って中包みを包み込みます。この包み方は開く時に右開きになる慶事用の包み方です。葬儀は弔事にあたりますが、お布施は慶事用の包み方でお包みするのが正解です。

【奉書紙がない場合】

奉書紙がない場合は白い封筒で代用することができます。その場合、中包みは不要ですのでそのままお札を封筒に入れましょう。郵便番号の枠が印刷されているものや、二重封筒になっているものは避け、シンプルな白い無地の封筒か「お布施」と印字された封筒を選びます。

【お布施に水引は不要】

基本的に、お布施に水引は不要とされていますが、地域によっては水引を使用する場合もあります。その場合は地域のルールを優先しましょう。

【お布施は袱紗に包んで持ち歩く】

お布施は袱紗に包んで持ち歩くのがマナーです。袱紗に包む際も慶事用の包み方(右開き)になるようお包みしましょう。また袱紗の色も慶事用のものを用います。弔事・慶事どちらにも使える紫の袱紗は一つ持っていると便利です。

お布施の渡し方のマナー

・お布施は、渡す直前に袱紗から取り出してお渡しします。

・お布施を渡すタイミングは以下のいずれかがよいでしょう。

✔︎故人と喪主の関係

✔︎会葬の御礼

✔︎故人への生前のご厚誼への感謝

✔︎故人の人柄がわかるエピソードなど

✔︎今後も変わらないお付き合いへのお願い

・お布施は、直接手渡さずに切手盆などにのせてお渡しします。封筒はお坊さんから見て正面になるようにお盆におきましょう。切手盆がない場合は袱紗をお盆代わりにしてお渡しします。

・お渡しの際は「本日はありがとうございました」など、ひとことご挨拶を添えてお渡しします

まとめ 繰り上げ/繰り込み初七日のお布施は葬儀のお布施と合わせて渡しましょう

いかがだったでしょうか。ここまで、葬儀の日に初七日法要を行う場合のお布施のマナーや金額の目安についてお伝えしてきました。

葬儀当日に初七日法要も行う場合のお布施は、初七日法要分も含めてお渡しするのがマナーですが、お渡しする金額は宗派やお寺との関係性によっても異なります。またお布施はあくまでもご遺族様から僧侶への「お礼の気持ち」を表したものですので金額が決まっているわけではありません。その分判断が難しいことも多いと思いますので、迷ったらまずは葬儀社に相談してみましょう。

葬儀のプロである葬儀社のスタッフなら、きっと的確なアドバイスをしてくれますよ。

青木 満

1級葬祭ディレクター

青木 満 (アオキ ミツル)

一人ひとりの気持ちに寄り添い、心温まるサービスを提供いたします。

葬儀ホール数No.1だから近くで葬儀ができるさがみ典礼のお葬式が利用できる葬儀場を探す

ご葬儀のご依頼・
ご相談はお電話で

さがみ典礼イメージキャラクター 加藤茶さん

さがみ典礼イメージキャラクター 加藤茶さん

ご葬儀の準備も
さがみ典礼で

お電話でも、仮登録・事前相談承ります 0120-568-038

さがみ典礼イメージキャラクター
加藤茶さん

さがみ典礼イメージキャラクター 加藤茶さん

ページ
先頭へ