葬儀・家族葬コラム

法事・法要

2025.08.27

お墓を移動するには?改葬の流れや費用・注意点を解説

お墓を移動するには?改葬の流れや費用・注意点を解説

お墓の引っ越し、すなわちお墓を別の場所に移動することを「改葬」といいます。

「お墓の維持管理が難しくなった」

「住まいを引越してお墓参りがしにくくなった」などの理由から改葬を選択することがあります。

改葬は、誰もが経験することではないため「費用はどのくらいかかるんだろう」「どのような手続きをふめばよいのだろう」などわからないことも多いのではないでしょうか。

そこで今回は、改葬の流れや費用・注意点について詳しく解説します。

これからお墓の引っ越しを検討している方は、ぜひ参考にしてください。

お墓の移動=改葬とは

改葬とは、一度埋葬したご遺骨を別の場所へと移すことをいいます。

似たような意味の言葉に「墓じまい」がありますが、墓じまいが、今あるお墓を解体・撤去しお墓のあった土地の使用権を管理者へ返還することを意味するのに対し、改葬は、お墓から取り出したご遺骨を新しいお墓や永代供養墓などに移動することを意味するという違いがあります。

改葬先の選択肢としては、「別の場所に新しくお墓を建てる」「納骨堂などの永代供養墓に納骨する」「海などに散骨する」などがあります。

近年は、改葬を考える人が増えている?

最近は、改葬を検討する人が増加傾向にあるといわれています。

核家族化などにより先祖代々のお墓から離れて暮らす人が多くなったことや、継承者不足や高齢化などにより、お墓の維持管理が難しくなっていることなどを背景に、今あるお墓を手放して住まいから近い場所に移動したいと考えたり、墓じまいをして永代供養をしてもらえるお墓に移したいと考えたりする人が増えているためです。

改葬の流れ

改葬をする際は、新しい改葬先を決め、今あるお墓を解体・撤去する必要があります。また、改葬先に新しいお墓を建てるのであればその手配も必要です。

改葬の流れ】

  1. 現在のお墓の管理者に改葬の意向を連絡する
  2. 現在のお墓の情報を確認する
  3. 改葬先を決める
  4. 必要であれば墓石を選ぶ
  5. 改葬許可申請をする
  6. 現在のお墓から遺骨を取り出す(法要)
  7. お墓を解体し管理者に返還する
  8. 改葬先のお墓に納骨する

1.  現在のお墓の管理者に改葬の意向を連絡する

改葬をする際、最初にすることは、今あるお墓の管理者に連絡をすることです。

まずは、改葬の意向があることを伝え、日程を決めましょう。また、寺院や霊園によって必要な手続きや費用が異なるため、「どのような手続きが必要か」「必要な費用はいくらか」についても確認しておきましょう。

2. 現状のお墓について確認する

次に、現状のお墓について所在地遺骨の数などの情報を確認しメモしておきましょう。

これらは改葬に必要な書類や移転先のお墓を決める際にも必要な情報になります。確認事項は以下の通りです。

・現在のお墓の所在地と墓地の管理者

改葬に必要な書類(改葬許可証)を取得する際に必要になります。

・現在のお墓の使用権の状況

「永代使用権」であることが多いですが、期限が定められた使用権である場合や、期限の定めがなく管理料の支払いが条件となっている場合などもあります。

・遺骨(骨壷)の数

改葬先を決める際に必要な情報になります。

・現在の墓石の大きさや墓地の環境

霊園や墓地によっては改葬をする際に、墓石を移設することができる場合がありますが、その場合は墓石の大きさや墓地の環境も把握しておきましょう。

ただし、費用が割高になるため、基本的には墓石を撤去することが多くなっています。

3. 改葬先を決める

現在埋葬されている遺骨をすべて改葬できることを条件に改葬先を選びます。

それ以外には、お住まいからのアクセス費用が予算内におさまるか供養の形式や管理の仕方などが希望に見合っているかなどを検討して決めることになります。

改葬先を決める際は、ご家族やご親族ともよく相談して決めるようにしましょう。

4. 必要であれば墓石を選ぶ

改葬先が納骨堂や合祀墓であれば墓石は必要ありませんが、代々継承していく一般墓や永代供養付きの個人墓を建てる場合は、墓石を選ぶ必要があります。

費用もお墓の大きさや墓石のデザインなどによって幅があるため、予算とも相談しながら決めるようにしましょう。

また、寺院や霊園の規則も事前によく確認しておくことが大切です。

5. 改葬許可申請をする

改葬には「改葬許可申請」という行政手続きが必要になります。

改葬許可申請書は、今のお墓のある市区町村役場で発行してもらえます。

入手した改葬許可申請書に必要事項を記入の上、今のお墓の管理者から取得した「埋蔵証明書」と、改葬先の管理者から取得した「受入証明書」をあわせて提出します。

なお、埋蔵証明書・改葬許可申請書・受入証明書はご遺骨一体につき一枚が必要になるので注意しましょう

【改葬に必要な書類と提出場所】

  • 改葬許可申請書・・現埋葬先の市区町村役場から取得し必要事項を記入
  • 埋蔵証明書・・・現埋葬先から取得
  • 受入証明書・・・改葬先から取得
  • 提出先:現埋葬先の市区町村役場

6. 現在のお墓から遺骨を取り出す(閉眼法要)

改葬するためには、今あるお墓から遺骨を取り出す必要がありますが、ただ取り出すだけではなく、今のお墓に宿っている故人の魂を抜く儀式が必要になります。その儀式のことを閉眼法要といいます。

閉眼法要では、家族や親族が参列し、僧侶による読経と参列者による焼香が行われます。この時、僧侶に読経のお礼としてお渡しするお布施も必要になるため、忘れずに持参しましょう。

閉眼法要を終えたら、石材店などの専門業者に、お墓の下から遺骨を取り出してもらいます。

7. お墓を解体し管理者に返還する

遺骨の取り出しが終わったら、今あるお墓は解体し、管理者に返還します。解体工事は石材店が行うことが一般的です。事前に見積もりを取って、納得の上依頼するようにしましょう。

8. 改葬先のお墓に納骨する(開眼法要)

最後に、移転先に遺骨を納骨して改葬は完了となります。納骨の際には、新しいお墓に故人の魂を入れるための開眼法要が行われます。閉眼法要と同じく僧侶による読経と参列者による焼香が行われ、遺骨が新しいお墓へと改葬されます。

ただし、無宗教・無宗派の霊園や納骨堂、樹木葬、永代供養墓など、納骨先によっては開眼法要が必須ではない場合もあります。施設によって対応が異なるため、開眼法要が必要かどうかは事前に改葬先に確認しておくと安心です。

遺骨の移動方法について

今のお墓から遺骨を取り出したら、改葬先へ遺骨を移動させる必要がありますが、移動方法には3つの選択肢があります。

  • 自分で移動させる
  • 業者に納骨サービスを依頼する
  • 郵送する

自分で移動させる

車や交通機関を使って自力で移動させる方法です。改葬先が現在のお墓から近ければこの方法で移動させることも可能です。移動の際は、骨壷を箱や布等で包んで持ち運ぶようにしましょう。

業者に納骨サービスを依頼する

遺骨を納骨先まで搬送してくれるサービスを行っている業者がありますので、そのような業者を探して搬送してもらう方法もあります。

郵送する

遺骨を遠方に送る場合は、郵便局のゆうパックでも送付できます。宅急便などの宅配業者では遺骨の運搬はできないので、必ずゆうパックを利用しましょう

葬儀社・霊園・納骨堂に相談する

葬儀社や霊園、納骨堂によっては、遺骨の運搬サービスを提供している場合もあるので、納骨先や葬儀でお世話になった葬儀社などに相談してみてもよいかもしれません。

改葬の費用相場

次に、改葬にかかる費用についてお伝えします。

遺骨の取り出しにかかる費用

遺骨の取り出しにかかる費用は、一体につき3万円程度が目安です。

開眼/閉眼法要にかかる費用

開眼法要・閉眼法要にかかる費用は3万円〜5万円程度(1法要あたり)が目安です。ただし地域や宗派によって費用は異なる場合もあるため事前に確認しておくと安心です。

墓石の解体・撤去費用

墓石の解体・撤去にかかる費用は20万円〜80万円程度が目安です。

移転先のお墓にかかる費用

移転先のお墓にかかる費用は、納骨先によって大きく異なります。

一般墓といわれる先祖代々継承していくお墓を希望の場合は、墓石の大きさや設置場所、石材店などによっても異なりますが、一般的なもので100万円〜200万円程度が目安となります。

それ以外に、納骨堂や樹木葬、永代供養墓に納骨する場合は、以下の金額が目安になります。

・納骨堂:20万円〜180万円程度

ロッカー型や仏壇型などのタイプがあり、どのタイプを選ぶかや遺骨の数によっても費用が異なります。

・永代供養墓や樹木葬:5万円~150万円程度

樹木葬や永代供養墓にはいくつか種類があります。

他の方のご遺骨と混ぜて埋葬する合祀型は5万円~20万円、骨壷に入れたまま他の方と一緒に埋葬する集合型は20万円~60万円家族ごとなどで個別に埋葬する個別型は50万円~150万円程度が相場となります。

改葬で注意したいこと

最後に、改葬をする際の注意点を解説します。

家族や親族ともよく相談して決める

改葬は自分だけの問題ではなく、家族や親族にも関わる問題のため、事前に相談し合意の上で進めることが大切です。

改葬にかかる費用はよく確認しておく

改葬には、お墓の撤去や新しい改葬先で必要な費用、開眼/閉眼法要で僧侶にお渡しするお布施など、さまざまな費用が必要になります。事前に費用の全体像を把握した上で、準備を進めましょう。

改葬先の条件をよく確認して決める

改葬は、ある程度の費用をかけて行うことなので、永代供養付きか、必要な費用はいくらか、お参りに問題ない立地か、など事前に改葬先の条件をよく確認しておきましょう。集合型永代供養墓の場合は、何年で合祀されるのかなども把握しておいた方がよいでしょう。

お墓の移動は費用・条件を把握し慎重に進めよう

お墓が遠くてお参りができないという方は、お住まいの近くに改葬をすることでお墓参りがしやすくなったり、継承者不足でお悩みの方は、永代供養墓にすることで先々の心配をする必要がなくなったりと、お墓の移動(改葬)にはメリットも多いです。

しかし、今あるお墓と改葬先の両者と連携しながら進めていく必要があり、改葬先によってかかる費用や条件なども異なるため、諸条件をよく考えて進めていくことが必要になります。

ご家族・ご親族ともよく相談し、ご遺族にとって最善の選択肢を探っていくことが大切です。

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村上 育海

村上 育海 (ムラカミ イクミ)

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さがみ典礼イメージキャラクター 加藤茶さん

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